AKB48の渡辺麻友(23)が31日、地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナで活動11年目の集大成として『渡辺麻友卒業コンサート〜みんなの夢が叶いますように〜』を開催した。2006年12月に3期生オーディションに合格してから11年目。苦楽をともにしてきた柏木由紀から初めての手紙を贈られたまゆゆは、涙をこらえることができず、長い間抱擁した。以下、柏木の手紙全文。
◆
麻友へ
ついにこの日がやってきました。
「AKBを卒業するね」と私に打ち明けてくれたあの日から今日まで、できればこの日が来てほしくないなぁと何度も何度も思いました。
でも今日の麻友は、麻友史上最高に輝いていて、今日やっと見送る決心がつきました。
今日は麻友にとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても大切な日なので、出会って11年、初めて麻友にお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。はじめの頃は私のことを呼ぶ時、なぜかいつも「柏木由紀ちゃん」とフルネームで呼ぶ、不思議でとってもかわいらしい子、そんな印象でした。
しばらくして、たくさんの先輩の中に、同期の麻友と私、2人だけで混ざることが多くなったね。その時くらいから2人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣、移動の時も隣、休憩時間も隣、どんな時も私の隣には麻友がいました。
隣にいてくれるだけで安心する、時には誰よりもふざけて、笑わせて、元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離れ離れになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。きっと麻友も私もずっと一緒にチームBを引っ張っていくと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを降りて袖で目があった瞬間、その頃、人前でほとんど泣かなかった私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。初めて麻友のいないチームで活動して、麻友の存在がこんなに大きかったんだと改めて実感しました。
麻友の芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりもいろんな我慢をしたり、自分の意志を貫くことで、いろんなことと戦っていたようにも見えました。
麻友がAKB48のためにいっぱいいっぱい頑張ってくれたこと、みんなよくわかっています。そして、感謝しています。
だから一つだけ。卒業したら、麻友自身のことだけをいっぱいいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私はいつまでも、麻友の同期であり、親友であり、時にはお母さんにもなるからね。目に入れても痛くない、大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです。
最後にいっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、寂しくて寂しくてどうしようもないのも事実です。こんなに寂しい気持ちになったのは初めてです。
私にとってもAKBにとっても、麻友の存在はあまりにも大きすぎて、麻友のいないAKBも、麻友が隣にいないこれからの自分も、今はまだ想像できないでいます。
でも、麻友に安心して夢に向かって突き進んでほしいから、麻友の背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、麻友が支えてくれたAKBをまだまだ大きくできるように私も頑張るからね。だから今日で、寂しいって言うのは最後にします。
あと2ヶ月。まだまだたくさん、一緒に思い出を作りましょう。くだらないことでいっぱいいっぱい、笑いましょう。
まゆゆ、卒業おめでとう。
麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より
◆
麻友へ
ついにこの日がやってきました。
「AKBを卒業するね」と私に打ち明けてくれたあの日から今日まで、できればこの日が来てほしくないなぁと何度も何度も思いました。
でも今日の麻友は、麻友史上最高に輝いていて、今日やっと見送る決心がつきました。
今日は麻友にとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても大切な日なので、出会って11年、初めて麻友にお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。はじめの頃は私のことを呼ぶ時、なぜかいつも「柏木由紀ちゃん」とフルネームで呼ぶ、不思議でとってもかわいらしい子、そんな印象でした。
しばらくして、たくさんの先輩の中に、同期の麻友と私、2人だけで混ざることが多くなったね。その時くらいから2人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣、移動の時も隣、休憩時間も隣、どんな時も私の隣には麻友がいました。
隣にいてくれるだけで安心する、時には誰よりもふざけて、笑わせて、元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離れ離れになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。きっと麻友も私もずっと一緒にチームBを引っ張っていくと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを降りて袖で目があった瞬間、その頃、人前でほとんど泣かなかった私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。初めて麻友のいないチームで活動して、麻友の存在がこんなに大きかったんだと改めて実感しました。
麻友の芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりもいろんな我慢をしたり、自分の意志を貫くことで、いろんなことと戦っていたようにも見えました。
麻友がAKB48のためにいっぱいいっぱい頑張ってくれたこと、みんなよくわかっています。そして、感謝しています。
だから一つだけ。卒業したら、麻友自身のことだけをいっぱいいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私はいつまでも、麻友の同期であり、親友であり、時にはお母さんにもなるからね。目に入れても痛くない、大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです。
最後にいっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、寂しくて寂しくてどうしようもないのも事実です。こんなに寂しい気持ちになったのは初めてです。
私にとってもAKBにとっても、麻友の存在はあまりにも大きすぎて、麻友のいないAKBも、麻友が隣にいないこれからの自分も、今はまだ想像できないでいます。
でも、麻友に安心して夢に向かって突き進んでほしいから、麻友の背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、麻友が支えてくれたAKBをまだまだ大きくできるように私も頑張るからね。だから今日で、寂しいって言うのは最後にします。
あと2ヶ月。まだまだたくさん、一緒に思い出を作りましょう。くだらないことでいっぱいいっぱい、笑いましょう。
まゆゆ、卒業おめでとう。
麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より
コメントする・見る
2017/10/31