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福田雄一監督、海外進出の夢語る「自分の笑いが世界的なものであってほしい」

 映画監督の福田雄一氏が19日、東京・日本外国特派員協会で映画『斉木楠雄のΨ難』(21日公開)の試写会後に記者会見を行った。福田監督は海外進出の夢を明かし「自分の笑いが日本だけじゃくて世界的なものであってほしいという希望がある。見てもらえればわかるのになって、ずっと思っている」と意欲を語った。

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 同作は、麻生周一氏の同名ギャグ漫画を『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田氏による監督・脚本で実写映画化。生まれながらに持っていたとんでもない超能力を隠して高校生活を送る主人公・斉木楠雄を山崎賢人、“天下無敵の美少女”照橋心美を橋本環奈が演じている。

 同作について福田監督は「コメディーではなく、ギャグもの。こういう映画が受け入れられたら、日本映画の幅は広がるだろうなと思う」。監督が手がけた映画『銀魂』も中国でも大ヒットしており、今作も中国マーケットを狙っているのかと問われると「興行的なことに興味がなくて、中国でどれだけヒットしているかは知らないです…」とぶっちゃけ、「中国よりはアメリカでヒットしてほしいなぁと思ってます。アメリカで仕事したいんです」と野望を告白。

 「国を問わないものをやりたいというのがある。過去の自分の作品でも『アメリカに持っていってくれないか』と言っていた」といい「自分の笑いが日本だけじゃくて世界的なものであってほしいという希望がある。見てもらえればわかるのになって、ずっと思っている」と作品への思いを口にした。

 その思いにいたった裏には家庭環境があったという。『お笑いスター誕生!!』でB&Bの10週勝ち抜きがかかった放送では「早退しなさい」という指示を受けた。「お笑い英才教育を受けてきたんです」と話し、そんな家庭環境だったため、アメリカの『裸の銃を持つ男』などのコメディーや、イギリスのモンティ・パイソンを見て育った。「海外の作品にインスパイアされることが多い。(米国のコメディ番組)『サタデー・ナイト・ライブ』のコント作家がやりたいと何年も前から言っている。ニューヨークに住んで仕事がしたい。ホント、バカの一つ覚えです。その願いだけはかなえたい」と大きな夢を明かした。

 また、作品のキャスティングについて奥さんに一任していることを明かした。適材適所で配役をする理由を問われると「キャスティングは、ほぼほぼ妻がやっています。隠さず言うことです。妻から言われてプロデューサーに言う」と苦笑い。配役に逆らってつらい思いをしたこともあったといい「『銀魂』でいうと80%ぐらい妻が提案してきている」と、裏話を語った。

 今作についても大きな助言を受けたという福田監督。「山崎賢人で行きなさいと言ったのは妻です。僕は山崎賢人を知りませんでした。でも、彼が有名じゃないときから妻が『山崎賢人は伸びていく。いい原作があったらやらせてみてはどうか』と」と、先見の明を持っていると話し「仕事は妻の指示でやっています。業界にいた人でもないんですけど。ただの主婦が割りと天才なんです。天才の言うことを聞いて、僕が操り人形のように仕事をしている状況です」と“大物フィクサー”の存在を明かして、会場を笑わせていた。

 どうして米国ではパロディーが受けるのかなどで生の声もリサーチ。逆質問も織り交ぜながら、予定の時間を大幅に超える45分もしゃべり続けた。最後は主催者側から打ち切られるかたちとなって「うそ! 終わりなの」と名残惜しそうに会場を後にした。



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  • 海外進出の夢を語った福田雄一監督(C)ORICON NewS inc.
  • 東京・日本外国特派員協会で記者会見を行った福田雄一監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 福田雄一 (C)ORICON NewS inc.