14日放送のフジテレビ系『めちゃ×2イケてるっ！スペシャル（仮）』（後6：30〜8：54）で、歌手の三浦大知と一緒にステージでダンスを披露したナインティナイン・岡村隆史（47）。1997年10月にスタートした「オカムラオファーシリーズ」の20周年＆第15弾企画として行われた今回、努力の人・岡村をして「練習量も過去最高」と言わしめた難易度の高い挑戦となった。放送を控え、岡村が企画や番組への熱い思いを語ってくれた。

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　8月初旬に三浦から「一緒に踊りたい」とオファーを受け、2か月間にわたり激しい練習に励んだ岡村。ダンスは自身のルーツであり、これまでにSMAPやEXILEのライブ、ミュージカル『ライオンキング』などで華麗なダンスを披露してきたが、「この2ヶ月間は三浦大知くんのことが嫌いになるくらい、どっぷり練習しました」と振り返るほど、これまでのオファーの中でもかなり難易度が高い挑戦となった。

　「今回のダンスは、振付がめちゃめちゃ難しいというか、見たことがないというか、変なんです（笑）。カウントの間にも動きがあったり、今までにやったことのない進化させたダンスなので、早めに練習を始めないとマズいなと思いました」。さらに今回、一緒に踊るダンサーたちは世界中の大会で名をはせる様々なジャンルの超一流どころが集結しており、その中に入ることもプレッシャーになっていた。

　リズムを体に染み込ませるために移動中も自宅でもずっと曲を聴き続け、当初の予定の練習ペースでは間に合わないと感じると、積極的に自主練習にも取り組んだ。踊り疲れて寝つきはよくなっても、朝は「目覚ましが鳴る前にダンスの振りの確認で目が覚めてしまう。とにかく、この2ヶ月間はずっとこのオファーと真剣に向き合ってきました」と苦笑いで打ち明けたほど、集中していた。

　厳しいチャレンジとなったが、自身の原点でありこの企画で何度も取り組んできたダンスには、強いこだわりがある。「ダンスは根っから好きな自分の得意分野なので、自分を出しやすいんです。面白いことやれって言われても難しいけど、踊れって言われたらすぐ踊れますから（笑）。昔は大会で優勝とかして、それなりに自信がありましたけど、今回に関しては三浦君はじめみんながそれ以上のレベルで、次元が違うと思った。でも、『自分はダンスが得意だからできるはずだ！』と強く思って、チャレンジしました」。そして、その先に“ある目標”を見据えていた。

　「このオファーを成功させたら、絶対にモテるんだって信じて頑張りました。オカザイルのときも、放送直後はすっごくモテましたから（笑）。ただ、今回は本当にレベルが高いから、ダンサーの方じゃないと大変さを理解してもらえないかも。だから、今回は女性ダンサーさんを狙っていきたいと思います（笑）」

　冗談めかしながらも「体の続く限りはチャレンジしていきたい」と静かに語る岡村。オファー企画の開始時は、27歳。そこから20年が経ち、50代が見えてきた現在でも、努力することをやめず、ひたすら汗を流し続けてきた。愚直にテレビバラエティーを追及するその小さな姿、今回も見逃せない。

◆これまでの「岡村オファーシリーズ」の歴史
第1弾　1997年10月4日　ジャニーズJr.に入り、SMAPのコンサートに飛び入り参加
第2弾　1998年5月2日　中居正広主演の月9ドラマ『ブラザーズ』にゲスト出演
第3弾　1998年6月20・27日　一般視聴者の結婚披露宴の司会に挑戦
第4弾　1998年12月26日　『新春かくし芸大会』で中国ゴマに挑戦
第5弾　1999年10月9日　ムツゴロウさん（畑正憲）と競馬対決
第6弾　1999年12月31日　42.195キロのマラソンに挑戦
第7弾　2000年10月14日　劇団四季のミュージカル『ライオンキング』に出演
第8弾　2001年10月13日　「モーニング娘。」の修学旅行を引率、コンサートにも出演
第9弾　2004年7月24〜25日　具志堅用高とボクシング対決
第10弾　2005年10月8日　横峯さくらとゴルフ対決
第11弾　2007年10月6日　EXILEのライブに出演
第12弾　2008年10月4日　松岡修造の指導のもと、杉山愛とテニス対決
第13弾　2013年9月21日　市川海老蔵の歌舞伎に出演
第14弾　2013年10月12日　引退するHIROのため、EXILEのライブに出演
第15弾　2017年10月14日　三浦大知のライブに出演