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石坂浩二「フジテレビから1000万円借りた」古き良き時代のエピソード明かす

 俳優の石坂浩二が5日、東京・六本木のテレビ東京のスタジオでBSジャパンの新番組『石坂浩二のニッポン凄い人名鑑』(10月8日スタート、毎週日曜 後9:00〜9:54)の初収録後に取材に応じた。番組は、各界の「凄人(スゴビト)」たちが、石坂に見せたい「自分だけのお宝」を持参してトークを繰り広げる。石坂も1000万円の借金をして手に入れた「お宝」について明かした。

古き良き時代のエピソードを明かした石坂浩二 (C)ORICON NewS inc.

古き良き時代のエピソードを明かした石坂浩二 (C)ORICON NewS inc.

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 それは、『スター千一夜』の司会を務めていた頃(1970〜73年)。かねてから大好きだったギュスターヴ・モローの絵画が売りに出されたことを知り、どうしても手に入れたいと思った石坂は、「フジテレビに前借りしたんです。いまじゃ信じられないでしょう。1000万円くらい貸していただき、その後はずっとタダ働きでした。『スター千一夜』が終わった後も、昼のドラマのナレーションも2年くらいタダでやりました」と、まさに古き良き時代のエピソードを披露した。

 石坂の「お宝」とは、借金して手に入れた「モローの絵画」ではなく、「あの時、お金を貸してくれた人たちのことが忘れられない。絵よりも宝物です」。いまも石坂の家に飾られているモローの絵画を毎日眺めては「お金を借りたことを思い出すます」と、話していた。

 同番組は『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)の姉妹番組として、BSジャパンで2016年4月から放送されている『極上!お宝サロン』を終了させ、新たなコンセプトでスタート。ゲストは美術品や骨董品だけではなく、人生の思い出がつまった逸品、使い慣れた商売道具や子どもの頃の思い出の品、意外な趣味の道具などを持参し、それらを見ながら石坂がゲストの知られざる人間的魅力をひも解いていく。毎回ゲストに合わせて、石坂が頭をひねって考えた“おもてなし”も見どころとなる。

 1994年に始まった『なんでも鑑定団』から振り返り、「鑑定団が始まった頃はバブルが弾けた後で、だまされて偽物を買わされた人も多く、そういう人たちを笑う番組でもあった。お金で換算してしまうのが一番わかりやすかったし、価値がわかった気になる。それから時代も変わって、『お宝サロン』ではコレクターの方たちに個人的な価値を語ってもらいました。そして、ついに一番の宝物は人の心なんだというのがこの新番組です。物は人の心と心の絆を明かすものでしかないんだ、ということをちゃんと伝えられたら、これまでになかったトーク番組になるだろうと自覚しています」と、新番組への手応えを語っていた。

 初回のゲストは女優の草笛光子、続いて松本幸四郎山本寛斎が出演予定。

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  • 古き良き時代のエピソードを明かした石坂浩二 (C)ORICON NewS inc.
  • BSジャパンの新番組『石坂浩二のニッポン凄い人名鑑』初収録後の取材会に出席した(左から)テレビ東京の前田真理子アナウンサー、石坂浩二 (C)ORICON NewS inc.
  • BSジャパンの新番組『石坂浩二のニッポン凄い人名鑑』初収録後の取材会に出席した石坂浩二 (C)ORICON NewS inc.

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