2016年度の日本国内で最も活躍したキャラクターやブランドにおくられる『日本キャラクター大賞2017』表彰式が28日、東京ビッグサイトで開催中の『第7回　ライセンシングジャパン』の展示会場内で行われた。本年度の大賞には『ポケットモンスター』が選出され、ニューフェイス賞には『ユーリ!!! on ICE』が輝いた。

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　同賞は、キャラクターやブランドを使った商品展開や広告キャンペーンなどをはじめとしたライセンスビジネス産業発展に寄与するため、2009年より発足。09年の『ポケットモンスター』から『ONE PIECE』（10年）、『こびとづかん』（11年）、『ONE PIECE』（12年）、『くまモン』（13年）、『ふなっしー』（14年）、『妖怪ウォッチ』（15年）、『おそ松さん』（16年）がグランプリを獲得している。

　ポケモン最高ビジネス責任者の伊藤憲二郎氏は受賞のスピーチで「ポケットモンスターは1996年に赤と緑が発売されて以来、昨年で20年を迎えて、その記念すべき年にポケモンGOという世界で6億5000万人がダウンロードする作品を発売できました。これも、ディズニーさんやキティさんなど、目標するキャラクターがあるおかげだと思っています」と感謝。グランプリ受賞を祝うために、オス・メス2体のピカチュウもそろってかけつけた。

　ニューフェイス賞の『ユーリ!!! on ICE』は「フィギュアスケートを題材にした作品は珍しく、細部にわたりこだわって製作されたアニメーションは秀逸。女性層を中心に多くのファンを獲得した」点が評価されての受賞。同作のコンテンツビジネスに携わった担当者は「細部までこだわって製作されたアニメーションです。世界で通用するコンテンツ、キャラクターとして展開したい」と意気込んでいた。

各賞のそのほかの結果は、以下の通り。

■日本キャラクター大賞2017受賞結果
日本キャラクター大賞　グランプリ：『ポケットモンスター』
日本キャラクター大賞　ニューフェイス賞：『ユーリ!!! on ICE』
日本ブランド・ライセンス大賞　グランプリ：『マーベル』
プロダクト・ライセンシー賞：『PUTITTOシリーズ』
ライセンシング・エージェンシー賞：『名探偵コナン』
プロモーション・ライセンシー賞：『LUX×初音ミク』
リテイル賞：『ロフト』
選定委員特別賞：『刀剣乱舞-ONLINE-』
選定委員特別賞：『スヌーピーミュージアム』