昨年、将棋界において史上最年少でプロとなった藤井聡太四段の3年間を追った東海テレビ制作・ドキュメンタリー特番『藤井聡太 14才』 が、23日午後7時からフジテレビ系列で放送されることがわかった。“神の子”“天才”と注目を浴びる藤井四段を3年前の小学6年生の頃から取材し続けてきた東海テレビは、3年間でビデオテープ約100 本に収録した貴重な映像の数々を一本の番組としてまとめ、日本中が注目する“世紀の一局”の模様を伝えるとともに、14才の天才の軌跡を描いていく。ナレーションはアマチュア四段の腕前を持つタレント・萩本欽一が務める。 小学校のときは無名だった藤井だが、昨年9月、第59回奨励会三段リーグ戦で1位となると、加藤一二三九段が1954年に14才7ヶ月で達成した最年少記録を 62 年ぶりに更新。14才2ヶ月で史上最年少のプロ棋士となった。過去に中学生でプロ入りを決めたのは、藤井四段と加藤九段のほかに、日本将棋連盟前会長の谷川浩司九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王の5名だけ。昨年末には、藤井四段は、プロとして初めて対局した加藤九段を下して今月10日には、公式戦の連勝記録で丸山忠久九段の24連勝を抜き、21日、驚異の28連勝を達成した。