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『ダム・キーパー』のトンコハウス、新作は“泣ける” 全10話「壮大な作品」

 2015年米アカデミ賞短編アニメーション部門にノミネートされた『ダム・キーパー』を手がけたアニメーションスタジオ・トンコハウスの堤大介氏、エリック・オー氏、ロバート・コンドウ氏が18日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2017」内のイベント『Hulu presentsトンコハウスの旅 2017』に出席した。

(左から)堤大介氏、エリック・オー氏、ロバート・コンドウ氏 (C)ORICON NewS inc.

(左から)堤大介氏、エリック・オー氏、ロバート・コンドウ氏 (C)ORICON NewS inc.

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 トンコハウスは、ピクサーでアートディレクターとして、『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートワークを手がけた堤氏とコンドウ氏の2人が設立したアニメーションスタジオ。2016年9月までピクサーで活躍し、『インサイド・ヘッド』『ファインディング・ドリー』にアニメーターとして携わったオー氏が加わり、配信サービス「Hulu」とタッグを組んだ新作『ピッグ-丘の上のダム・キーパー-』(全10話、8月配信開始予定)の監督を務めている。

 イベントでは、堤氏がトンコハウスの成り立ちなどを紹介。ピクサーで活躍していたにもかかわらず、トンコハウスに参加することになったオー氏に、当時の思いを率直に聞く一幕もあり、オー氏は「大介とロバートは最高のアーティディレクターで、自分もインスピレーションを受けていた」「ユニークな存在であるトンコハウスで自分の作品を作っていけるのは、意味のあること」など、熱い思いを語っていた。

 オー氏の過去作品をまとめた映像も流れ、ソーセージらしきキャラクターの軽快な動きに会場から笑いが起こった。その後紹介された『ピッグ-丘の上のダム・キーパー-』の第2話でもキャラクターの動きや表情に笑いが起こりつつ、ほっこりさせる内容に観客から大きな拍手が巻き起こった。

 堤氏は、オー監督らしさが詰まっていることをアピールし、「全部を見ていただけると、壮大な作品になっている。10話を見てみんな泣いていた」とコメント。同作で日本人スタッフと仕事をしたオー監督は「自分も日本のアニメを見て育ったということもあり、日本人の方々と一緒にできることはすごく光栄だし、世界の最高のレベルの人たちと仕事ができるのはとてもうれしいです」と絶賛していた。

 トンコハウスは、20世紀フォックスのアニメ部門「20世紀フォックスアニメーション」と長編映画を共同制作することを発表しており、『ダム・キーパー』をベースとしたものになる。

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  • (左から)堤大介氏、エリック・オー氏、ロバート・コンドウ氏 (C)ORICON NewS inc.
  • トークイベント『Hulu presents トンコハウスの旅 2017』に出席した(左から)エリック・オー氏、ロバート・コンドウ氏 (C)ORICON NewS inc.

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