昨年10月、肺炎のため亡くなった声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さん(享年80)の偲ぶ会が6日、都内ホテルでしめやかに営まれた。発起人の一人で、肝付さんを師匠と仰ぎ、芸名の名付け親でもあった山口勝平(51)は、涙ながらに思いを口にした。
野沢雅子(80)、山寺宏一(55)、現スネ夫役の関智一(44)ら大勢の声優仲間も駆けつけ、故人との思い出話に花を咲かせた。その後に続く形で恐縮気味に壇上に上がった山口は「いろんなことがありすぎて、何を話そうかなと思いながら皆さんのあいさつを聞いていましたけど、僕の師匠はこんなにみんなに愛されていたんだなと。ありがたいなと思いました」と感慨深げにあいさつ。
思わず感極まり涙する一幕もありながら「けんかも言い合いもいっぱいしましたが、高校卒業して役者になりたいと思って上京して、最初に肝付さんに手取り足取り芝居を教えてもらって、なんとかここまで育ててもらった。肝付さんがいなければ僕はここにはいなかったと思います」と何度も感謝を口にし「今の時代で師匠と弟子という言葉を堂々と使えるのは本当に誇りです」と胸を張った。
自身も多くの有名作品に出演し、声優界の第一線で活躍しているが「肝付さんにまだ何も返せていない気がする」と話すと「今後も肝付兼太の弟子として、この業界でしっかりやっていくことが一番の恩返しになるのかなと思いながら、これからも頑張っていきたい」と決意新た。最後には「本当に…師匠、ありがとうございました!」と声を張り、深々と頭を下げた。
肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。
野沢雅子(80)、山寺宏一(55)、現スネ夫役の関智一(44)ら大勢の声優仲間も駆けつけ、故人との思い出話に花を咲かせた。その後に続く形で恐縮気味に壇上に上がった山口は「いろんなことがありすぎて、何を話そうかなと思いながら皆さんのあいさつを聞いていましたけど、僕の師匠はこんなにみんなに愛されていたんだなと。ありがたいなと思いました」と感慨深げにあいさつ。
思わず感極まり涙する一幕もありながら「けんかも言い合いもいっぱいしましたが、高校卒業して役者になりたいと思って上京して、最初に肝付さんに手取り足取り芝居を教えてもらって、なんとかここまで育ててもらった。肝付さんがいなければ僕はここにはいなかったと思います」と何度も感謝を口にし「今の時代で師匠と弟子という言葉を堂々と使えるのは本当に誇りです」と胸を張った。
自身も多くの有名作品に出演し、声優界の第一線で活躍しているが「肝付さんにまだ何も返せていない気がする」と話すと「今後も肝付兼太の弟子として、この業界でしっかりやっていくことが一番の恩返しになるのかなと思いながら、これからも頑張っていきたい」と決意新た。最後には「本当に…師匠、ありがとうございました!」と声を張り、深々と頭を下げた。
肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。
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2017/02/06