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松方さん訃報に名優ら悼む 千葉真一「残念」 北大路欣也「さよなら言いたくない」

 今月21日に脳リンパ腫のため74歳で亡くなった俳優・松方弘樹(本名:目黒浩樹=めぐろ・こうじゅ)さんの訃報を受け、千葉真一(78)、北大路欣也(73)、大和田伸也(69)が23日、所属事務所を通じてコメントを発表した。

(左から)千葉真一、北大路欣也(C)ORICON NewS inc.

(左から)千葉真一、北大路欣也(C)ORICON NewS inc.

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 映画『仁義なき戦い』シリーズやCMなどで共演した千葉は「松方くんの件で一報を受け、そんなわけないだろ、うそだろうと自分の耳を疑いました。松方くんは本物を持っている、本物を伝えることのできる数少ない日本の財産というべき役者でした」と讃えると「彼と一緒に伝えていきたいことはたくさんあったし、支えあった仲でした。本当に残念です」と悔やんだ。

 千葉と同じく映画『仁義なき戦い』シリーズや『修羅の群れ』をはじめ、時代劇で共演した北大路は「仕事への情熱、夢と冒険、エネルギッシュに前進し続けた姿に、私は心から敬愛する仲間の一人です」と紹介すると「さよならは言いたくない、また会おう、弘樹」とメッセージ。

 『水戸黄門』や初監督を務めた映画『恐竜を掘ろう』で主演を務めてもらったという大和田は「水戸黄門で初めて東映京都に行った際にスタッフやチャンバラの俳優さんたちに、口利きをしてくれていたので、とてもスムーズに親切にしていただいて、楽しく格さんを演じることができました」と感謝。

 『恐竜を掘ろう』では「初老で善人の男を、好演して頂きました。撮影中は、ほんとうに穏やかで、やさしく、スタッフ、キャストのみならず、見物人にも、自ら声をかけて、楽しませてくれました。役者の先輩としてお、いっぱい学ばせてもらいました」と松方さんの人柄に触れ「先輩 またあの人懐っこい、ステキな笑顔を見たかった。悔しいです。ありがとうございました」としのんだ。

 松方さんは1942年7月23日東京都生まれ。父は俳優の近衛十四郎、母は女優の水川八重子、弟は俳優の目黒祐樹。60年に東映に入社し、主演作『十七歳の逆襲・暴力をぶっ潰せ』でデビュー。『赤穂浪士』『次郎長三国志』など時代劇を中心に二枚目スターとして人気を得る。主な出演作は映画『眠狂四郎円月殺法』『仁義なき戦い』『江戸城知覧』、ドラマ『HOTEL』『サラリーマン金太郎』など。

 俳優のほか、バラエティー番組『天才・たけしの元気が出るテレビ』ではコミカルな一面も見せ、話題を呼んだ。幼少期からの釣り好きを生かし『松方弘樹・世界を釣る!』をはじめ数々の釣り番組を持ち、マグロの大物を釣るたびにニュースとなっていた。

 昨年2月には、脳腫瘍のため出演予定だった3月からのコンサートと6月からの舞台の中止を発表。その後、医師より脳リンパ腫と診断され、所属事務所は「完全復帰を目指し治療と療養に専念させていただきたく存じます。松方本人も皆様方からいただいております心温まる激励を糧に一日も早く病を乗り越え元気な姿をご報告出来る様にと闘病生活への意気込みを語っております」と報告していた。

 なお、葬儀は生前の本人の意志を尊重し、近親者のみで執り行われた。お別れ会については、今後協議される。

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  • (左から)千葉真一、北大路欣也(C)ORICON NewS inc.
  • 松方弘樹さん (C)ORICON NewS inc.

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