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9mm滝善充、無期限ライブ活動休止 左腕の不調・療養のため

 ロックバンド・9mm Parabellum Bulletが9日、ギタリストの滝善充が左腕の不調、療養のため、期限を決めずにライブ活動を休止することを発表した。

9mm Parabellum Bulletのギタリスト・滝善充(右端)がライブ活動休止を発表

9mm Parabellum Bulletのギタリスト・滝善充(右端)がライブ活動休止を発表

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 滝は6月19日の東京・日比谷野外大音楽堂公演および、同22日のF.A.D横浜公演で演奏を一時中断したため、同24日から開幕予定だった全国ツアー『9mm Parabellum Bullet TOUR 2016太陽が欲しいだけ』の前半6公演を中止。7月29日のイベントからライブを再開し、シンセサイザーを導入してカバーしたり、サポートギタリストを迎えるなどして、今月5日の東京・豊洲PIT公演でツアーを終えた。

 医師からは、本人の意思とは関係なく筋肉が硬直やけいれんを起こす「ジストニア」の疑いがあると診断されたものの、前例が少なく、症例に個人差があるため、診断書を出すレベルに至らなかったといい、公表を控えていたことが明かされた。

 バンドはメンバーの連名で「滝善充は9mm Parabellum Bulletでのライブ活動を一度お休みさせて頂きます。脱退ではありません。滝の左腕の経過を見るために負担が大きく原因となっている、ステージでギターを弾くという事を期間を決めずにお休みさせて頂く事を話し合いの末、全員一致で決めました」と説明。

 来年春発売予定の7thアルバムは従来どおり4人で制作するが、あす10日の静岡・清水SOUND SHOWER ark公演から当面の間は、菅原卓郎(Vo&G)、中村和彦(B)、かみじょうちひろ(Dr)の3人にサポートメンバーを加えてライブ活動を行う。

 公式サイトに掲載された滝のコメントは以下のとおり。

■滝善充コメント全文

滝です。今年の中頃あたりから腕の不調により、ライブを中断したりキャンセルしたり、時間を短くしてしまったりと多くの方にご迷惑、ご心配をおかけしてしまいました。改めて申し訳ありませんでした。

腕の状態ですが、野音の後に行った病院の検査ではジストニアの疑いがあるとの事でした。
自分でも、腕や指が動くのか動かないのかも、いまいち解りませんでしたし、そういった事のストレスも重なり続けて体調を大きく崩したりもしました。

それからはシンセサイザーを導入してライブ活動をしばらく続けましたが、ツアーが進むにつれ、だんだん落ち込んでいってしまうような有様で、私の周りのみんなからも、一度休んだ方がいいんじゃないかという助言を沢山頂きまして、散々悩んだ結果、9mmでのライブ活動を一旦控えさせていただく事を決めました。

脱退とか活動休止とかではないので何とも伝え辛いのですが、9mmというバンドはやります。曲も作りますし、レコーディングもします。ただ、現状で人前に出て、9mmという看板を背負ってギターを弾くという責任を負えないなあ、という気持ちです。むしろ、9mmでやろうと思って作ったのに出せてない曲がまだまだ山積みなので、それはやらないと気がすまないぞ、という気持ちでもあります。

ギターもちゃんと普通に弾けるはずだと信じていますので、簡単な事から始めて、いけそうな気配がしてきたらまた少しずつ復帰させてもらえればいいなと思います。とりあえず、コピーバンドとか、気楽な感じのバンドとか、力まずにできる現場から始めていって、それを心身のリハビリとして前に進めたら近道なのかなと思っていますので、よろしくお願いします。

9mm Parabellum Bullet 滝 善充

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