1975年に第1作が制作された「タイムボカン」シリーズ最新作『タイムボカン24』（毎週土曜　後5：30）が、読売テレビ・日本テレビ系で10月1日より放送開始されるのを前に、主人公・トキオ役の声優・若山晃久、カレン役の鬼頭明里、悪役・アクダーマのボス、オヤダーマ役のホリ、稲垣隆行監督が作品の見どころなどを語った。また、エンディングテーマ曲は篠崎愛の2ndシングル「TRUE LOVE」に決定。篠崎は「すごく耳馴染みがよくて、いろんな世代の方が聴いて楽しめる、とにかくかわいい曲になっています」とアピールした。

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　“説明しよう！” 主人公のトキオは、現代の東京に住む中学2年生。ある日突然、24世紀の組織・時空管理局の隊員に任命され、驚きの事実を知る。実は、教科書に書かれている歴史はすべてウソで、過去には教科書よりもむちゃくちゃ面白い真実の歴史＝真歴史が眠っているというのだ。

　トキオは、隊員のカレンと共に、24機ものボカンメカを駆使しながら、真歴史を探すことになる。そんなトキオたちの前に立ちはだかるのが、タイムボカンシリーズでおなじみの三悪。今回はビマージョ、ツブヤッキー、スズッキーの3人でその名も「アクダーマ」。世界最大の教科書会社ヒストリーパラダイス社に雇われ、教科書通りの歴史を守るためにこき使われていた。果たして、どんな真歴史が明らかになるのか!?

――出演が決まった率直な感想は？

若山：これが初めてオーディションに受かった作品で、しかもタツノコプロの55周年作品ということで、最初は受かったことが信じられなかったです。

鬼頭：正直信じられなくてしばらく疑っていました（笑）。うれしい気持ちでいっぱいになりながらも頑張らないといけないなという責任感に追われつつ、すごくありがたいなとかみしめました。

ホリ：ドッキリかと思いましたぁ。ドクロベエ様のモノマネを営業などでずっとやらせていただいていたものの、まさかアニメでやらせていただけるとは逆のびっくりでした。偽物から本物になれてうれしかったです。

――それぞれ演じるキャラクターについて教えてください。

若山：トキオは中学2年生で、いわゆる年頃の男の子。年上の女の子のカレンに振り回されたりしながらも、かっこいいところはしっかりと決めてくれる。そういうところのメリハリを演技で表現できたらと思います。

鬼頭：（トキオを振り回す）ただのわがままな子に見えないように、かわいらしいところもちゃんと出して、好きになってもらえるようなキャラクターになるように頑張っています。

ホリ：ボスなのでどこか怖いところがありつつも、ちょっと面白さやかわいさが残っている方がいいかなと思っています。ずっとモノマネしてきましたが、最終的にはモノマネされたいな。

――「タイムボカン」シリーズといえば、メカも見どころですが…

若山：僕はロボットものがすごく好きなんですけど、（メカブトンが）カブトムシからロボモードに変身する。そこが男心をくすぐるというか、かっこいい」

鬼頭：毎回、いろんなロボットが出てくるので、アフレコをしながら毎週私も楽しませていただいています。なので、視聴者の方も楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

ホリ：昔のテイストはほとんど残しつつも、そこから進化している。いまの子どもたちが観ても楽しめるし、僕と同じくアラフォーの方が観ても懐かしいと感じられるメカになっている。

――視聴者にメッセージを

稲垣監督：かつて観ていた人たちが、いま観ても楽しめるように若干テンポは早めにしています。会社から疲れて帰ってきてチャンネルを合わせてみて、大人がちょっとホッとできるように作っています。タイムトラベルをするという設定上、難しい話になりがちですが、それをかみ砕いて面白くしている。第1話はクレオパトラが『クレ夫とパトラ』という漫才コンビだったという話で、子どもから大人まで楽しめるようになっています。あとは、トキオがカレンにさらわれるくだりとか、王道のラブコメ的な部分も押さえています。

若山：テンポがすごくよくて、笑えるギャグもいっぱい入っている。その中でも、メカなどのかっこいいシーンも登場しますし、トキオのかっこいいところやかわいいところもあります。そういった魅力を伝えていけたらと思っていますので、ぜひ観てください。

鬼頭：大人から子どもまで幅広く楽しんでいただける作品となっています。いい意味で頭を空っぽにして観ても楽しめる作品で、疲れている時や悲しい時など、いつ観ても楽しいと思えるはずなので、ぜひみなさん観てください。

ホリ：僕の出番は23〜24分辺りなので、最後まで観ていただかないと出ていないことになってしまいます。最後まで観ないと、おしおきダーマ！