毎年恒例『24時間テレビ39 愛は地球を救う』（27〜28日放送、日本テレビ系）のチャリティーマラソンに挑戦した落語家・林家たい平（51）が28日午後8時46分、東京・日本武道館に到着し、100.5キロを完走。番組放送時間内にゴールテープを切り、応援に駆けつけた師匠の林家こん平（73）と抱き合うと「マラソンのスタートでものすごい勇気をもらいました。師匠のおかげでゴールできました」と涙ながらに感謝を伝えた。

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　前日のスタート直前には、難病の多発性硬化症でリハビリ中のこん平から「がんばれたい平　おれもまけない こん平」と直筆で書かれた白いタオルを贈られ、「武道館まで走る力をいただきました。絶対に完走します」と力強く誓ったたい平。2日目からは雨の降りしきる中、足の痛みに顔を歪めながらもフィナーレを目指し、最後は武道館前で『笑点』メンバーに出迎えられ、師匠の待つゴールテープを切った。こん平も愛弟子に「やったね、よかったね」と声をかけ喜びをあらわにした。

　たい平は5月29日放送の『笑点』でランナーに指名。2004年に番組を降板したこん平が今年中に高座へ復帰すると聞き、その意気込みに感動し挑戦を決意。自分を育ててくれた『笑点』、同番組の終身名誉司会・桂歌丸（80）、師匠・こん平、3者への感謝を伝えたいと語っていた。走行距離の100.5キロは、歌丸の本名である椎名巌（しいな・いわお）にちなみ「いわおゴー＝100.5」のゴロ合わせで決定した。

　今年の『24時間テレビ』は「愛〜これが私の生きる道〜」をテーマに人気グループ・NEWSが7年ぶり2回目、4人体制となってからは初のメインパーソナリティーを務め、総合司会は羽鳥慎一、水卜麻美両アナウンサーが担当した。