作詞家の森雪之丞氏(62)が13日、東京・タワーレコード渋谷店で作詞家生活40周年を記念した9枚組CDボックス『森雪之丞原色大百科』(5月25日発売)の発売記念イベントを開催した。ゲストとして駆けつけた榊原郁恵(57)が花束を贈り、思い出話にも花を咲かせた。
1977年に歌手デビューした榊原は、4枚目のシングルとして森氏が作詞作曲を手がけた「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」(1977年)を提供された。森氏がタクシーの中で1番の歌詞を書き上げた秘話を明かせば、榊原は「アラン・ドロンは知っていたけど、アル・パシーノは知らなかったんですよ。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』だって年齢的(当時18歳)に共感できるところがなかった」と新人アイドルらしからぬ歌詞に笑顔でクレーム。それでも「この曲のおかげでその年の(日本レコード大賞などの)新人賞をいただきました。ありがとうございます」と恩師に感謝した。
榊原は当時の森氏について「レコーディングにコーラスとかで参加してませんでした? すごくそっちのほうがはっちゃけて楽しんでましたもんね」と思い出し、「今は年相応のおじさんになられましたけど、あの頃はイケイケのはっちゃけた感じのお兄さんで、ちょっと近寄り難かった。そばに行ったら何かされるんじゃないかみたいな」とケラケラ笑いながらたたみかけ、森氏は「そうだった?」とタジタジに。「あんなに突っ込む子じゃなかったのに、人間って変わるもんですね」と笑いを誘っていた。
森氏は76年、ザ・ドリフターズの「ドリフのバイのバイのバイ」で作詞家デビュー。キャンディーズ、山口百恵、シブがき隊、ももいろクローバーZといった新旧アイドルのヒット曲はもとより、氷室京介、布袋寅泰、hideらロックミュージシャンの楽曲、『キン肉マン』『ドラゴンボールZ』『おそ松くん』のアニソン、近年ではミュージカルの訳詞に注力するなど40年間、第一線で活躍してきた。『森雪之丞原色大百科』は、これまでに手がけた約2400曲におよぶ作品から173曲を厳選し、ジャンル別にまとめた。
4〜5月にかけて行われた氷室のラストツアーの初日と最終日を観たという森氏は「最終日に“これが氷室京介だ”と完璧に出しきって、すばらしいステージだった」と称賛。「ライブは引退ということですけど、音楽は作っていくと思うので、僕の言葉を求めてくれればまた一緒に、と思います」と話していた。
1977年に歌手デビューした榊原は、4枚目のシングルとして森氏が作詞作曲を手がけた「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」(1977年)を提供された。森氏がタクシーの中で1番の歌詞を書き上げた秘話を明かせば、榊原は「アラン・ドロンは知っていたけど、アル・パシーノは知らなかったんですよ。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』だって年齢的(当時18歳)に共感できるところがなかった」と新人アイドルらしからぬ歌詞に笑顔でクレーム。それでも「この曲のおかげでその年の(日本レコード大賞などの)新人賞をいただきました。ありがとうございます」と恩師に感謝した。
榊原は当時の森氏について「レコーディングにコーラスとかで参加してませんでした? すごくそっちのほうがはっちゃけて楽しんでましたもんね」と思い出し、「今は年相応のおじさんになられましたけど、あの頃はイケイケのはっちゃけた感じのお兄さんで、ちょっと近寄り難かった。そばに行ったら何かされるんじゃないかみたいな」とケラケラ笑いながらたたみかけ、森氏は「そうだった?」とタジタジに。「あんなに突っ込む子じゃなかったのに、人間って変わるもんですね」と笑いを誘っていた。
森氏は76年、ザ・ドリフターズの「ドリフのバイのバイのバイ」で作詞家デビュー。キャンディーズ、山口百恵、シブがき隊、ももいろクローバーZといった新旧アイドルのヒット曲はもとより、氷室京介、布袋寅泰、hideらロックミュージシャンの楽曲、『キン肉マン』『ドラゴンボールZ』『おそ松くん』のアニソン、近年ではミュージカルの訳詞に注力するなど40年間、第一線で活躍してきた。『森雪之丞原色大百科』は、これまでに手がけた約2400曲におよぶ作品から173曲を厳選し、ジャンル別にまとめた。
4〜5月にかけて行われた氷室のラストツアーの初日と最終日を観たという森氏は「最終日に“これが氷室京介だ”と完璧に出しきって、すばらしいステージだった」と称賛。「ライブは引退ということですけど、音楽は作っていくと思うので、僕の言葉を求めてくれればまた一緒に、と思います」と話していた。
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2016/06/13