今年6月で芸道55周を迎える演歌歌手の北島三郎が26日、都内で行われた芸道55周年記念デュエット企画『サブちゃんとデュエットシリーズ』制作発表記者会見に出席した。

【写真】その他の写真を見る

　北島のアニバーサリーイヤーを飾る同企画は、北島と各レーベルを代表する演歌歌手7人がタッグを組み、5月18日にデュエット曲を一斉に発売するもの。第1弾として名を連ねたのは、大月みやこ、大川栄策、吉幾三、島津亜矢、坂本冬美、藤あや子、三山ひろし。夫婦、男同士、父娘などのテーマがあり、さまざまな関係を演歌で表現している。

　まもなく55周年を迎える北島は「なんとかここまできた」としみじみ。同企画は、「一緒の道を歩いている仲間と何かやりたいという夢があった」という思いから実現したもので、すべて北島が作曲を手がけた。企画に参加した大月は「ご一緒できて、素晴らしい経験になった。幸せです」と感無量だった。

　北島は「仲間たちに賛同してもらい、すてきな歌を一緒に歌うことができて感謝。もう先は長くはないと思うけど、残りの時間で仲間たちといろいろやっていきたい。第2弾、3弾と続けばいい」と意欲的。さらに、北島は2013年を最後に50回出場した『NHK紅白歌合戦』から引退したが、思いを込めたデュエット曲が、もし今年の紅白に選出されたら「行きましょう！」と迷わず答え、それを聞いた坂本、藤らは「わ〜！」と大いに喜んだ。