今月9日から東京・赤坂ATCシアターで初日を迎えるミュージカル『グランドホテル』の取材会が7日、行われ、俳優の中川晃教、成河らキャスト16人が出席した。

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　同作は1989年に初演されて以降、1017回も繰り返し上演されたヒット作で、1920年代の大都市・ベルリンにある豪華ホテルを舞台に交差する人間ドラマを描いている。キャスト陣は悲劇的な結末を迎える「GREEN team」、ハッピーエンディングを描く「RED team」に別れ、それぞれダブルキャストでステージに立つ。

　「RED team」で重病を患ったオットー・クリンゲラインを演じる成河は、「GREEN team」で同じ役を演じる中川と「楽屋で台本の話が止まらなくなった。こういう話ができてうれしい」といい、「分身として違いが出てくれば、きっと2チームに分けた意味が出てくるだろうし、楽しみたい」と気合十分。一方中川は「すごくREDが気になる存在。ずっと千秋楽まで気にし続けると思う。でも、この公演ならではのスペシャルな気持ち。カンパニー皆で最後まで頑張ろう！」と呼びかけた。

　「RED team」の伊礼彼方は、相手チームに対して「ライバル心しかない。負けていられない。これはREDとGREENのバトルだと思う！」と闘志を燃やしていた。

　取材会には「GREEN team」の宮原浩暢、戸井勝海、昆夏美、樹里咲穂、光枝明彦、安寿ミラ、「RED team」の吉原光夫、真野恵里菜、土居裕子、佐山陽規、草刈民代、そして両チームに出演する湖月わたる、藤岡正明も出席した。

　同ミュージカルは今月9日から24日まで東京・赤坂ATCシアターで上演され、その後名古屋（4月27〜28日）、大阪公演（5月5日〜8日）も実施する。