“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2016』が6日に開催される（関西テレビ・フジテレビ系　後7：00）。昨年のこの番組をきっかけに大ブレイクした、とにかく明るい安村（33）や厚切りジェイソン（29）のほか、おいでやす小田（37）、ハリウッドザコシショウ（42）といった異彩を放つ初出場組も注目されるが、“台風の目”となり得る復活ステージ進出者も見ものだ。3つの枠をかけて戦う33組の中から、6組を紹介したい。

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　まずは、すでにテレビでも活躍している永野（41）とあばれる君（29）。芸歴21年目にして「ゴッホより〜普通に〜ラッセンが好き〜」のネタで大ブレイクを果たした永野は、ラッセンネタも織り交ぜながら会場を沸かせた。準決勝では「決勝行ったら、何のネタやろうかな」と発言していることから、復活ステージを勝ち上がる準備と気合はバッチリ。あばれる君も、十八番のひとり芝居にさらなる磨きがかかっており、文字通りの“熱演”で観客のハートをがっちりとつかめば、自身2度目となる決勝戦の舞台で大暴れする可能性は十分にある。

　続いては、個性的なネタが光る脳みそ夫（36）と中山女子短期大学（29）。脳は「OL聖徳太子」や「モーツァルトの給食当番」など、歴史上の人物の“もしもシリーズ”ネタを得意としているが、元日放送の日本テレビ系『ぐるナイ　おもしろ荘』に出演したときの受け答えがウケて、ナインティナイン・岡村隆史のお気に入りに。事務所の大先輩・爆笑問題の太田光からも「脳さんのネタはすばらしい」と太鼓判を押されており、今大会の台風の目候補“筆頭”と言ってもいい。

　一方の中山は「魔王の音楽を使ってのフリップ芸」や「尾崎豊『卒業』に乗せて、測量士の悲哀を歌うネタ」といった、変幻自在な発想力で勝負。復活ステージで弾みをつけて、決勝で持ち味を炸裂させる機会を虎視眈々と狙っている。

　最後は、放送コードギリギリの芸が魅力のアキラ100％（41）とルシファー吉岡（36）。全裸で大事な部分を銀の丸いおぼんで隠しながら一人コント「丸腰刑事」を披露するアキラは、“カメラワーク”の問題さえクリアできれば決勝進出が十分に期待できる。下ネタを知的に見せる吉岡は、準決勝の会場ではひときわ大きな笑いを生んでいたことから、ネタの内容が視聴者層の支持を受けるかが、決勝進出のカギとなる。

　これら6組以外にも、昨年の同大会で注目を集めたマツモトクラブ（39）や『R-1ぐらんぷり2013』覇者の三浦マイルド（38）ら実力派が勢ぞろいする復活ステージも本選同様に目が離せない。

　決勝は、Aブロックにエハラマサヒロ（33）、小島よしお（35）、シャンプーハットこいで（40）、Bブロックにザコシショウ、小田、横澤夏子（25）、Cブロックにジェイソン、ゆりやんレトリィバァ（25）、安村に決定。そのほか、当日の生放送で発表される「復活ステージ」通過者3人が加わった12人による変則トーナメント方式で競われる。持ち時間は3分。4人ずつが3ブロックに分かれ、各ブロックの勝者を選出する。勝ち上がった3人で賞金500万円をかけた最終決戦を行う。

　司会は13年連続で雨上がり決死隊と加藤綾子アナウンサー。審査員は関根勤、間寛平、清水ミチコらが務める。優勝者は副賞として、全国ネットの冠番組が後日放送される。

■復活ステージ出場者
まとばゆう、永野、パーマ大佐、石出奈々子、アキラ100％、satomi、ハッピーエンドゆずき、大福、ウエストランド井口、脳みそ夫、ZAZY、かみじょうたけし、あばれる君、三浦マイルド、アンドーひであき、キャプテン渡辺、マツモトクラブ、中村涼子、バイク川崎バイク、ルシファー吉岡、サイクロンZ、サンシャイン池崎、田上よしえ、Gたかし、おぐ、粗品（霜降り明星）、ラフ次元・梅村、ナオユキ、中山女子短期大学、矢野号、藤崎マーケット田崎、藤崎マーケットトキ、ヒューマン中村