AKB48が6日、ザ・プリンスパークタワー東京で『AKB48劇場オープン10年祭』を開催し、現役19人、卒業生25人が集結した。劇場の10年を振り返る企画の一つとして、「AKB48運営　失敗の歴史ベスト5」を発表。司会の徳光和夫アナウンサーから「思い当たるフシがある人」と聞かれ、大島優子は「ありすぎて難しいですよね。“黒歴史でできているAKB”みたいなものですから」とぶっちゃけ、初期からのファンを笑わせた。

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【第5位】
紙製チケットからカード式のサポーターズチケットを導入
受付に時間がかかりすぎ、開演が遅れる大失態

▽当初、劇場公演のチケットは手作り感いっぱいの紙製。ファンにもっと喜んでもらいたかった運営は、機械に入れると来場回数が自動的にポイント加算されるカード式のサポーターズチケットを導入。ところが、1人の受付に30秒、2台の機械で対応してもすべてのファンが入場するのに1時間近くかかってしまい、開演時間を遅らせるという大失態。結果、機械を増やす予算も場所もなく、こっそり紙チケットに戻した。

“幻の”サポーターズチケットを掲げるファンの姿も。メンバー一同「知らなかった」

【第4位】
1周年記念公演のチケット購入で200人のファンが秋葉原を大爆走

▽当時、公演チケットは予約制ではなく、劇場で毎朝9時に直接整理券を配布していた。劇場1周年記念公演当日、運営スタッフが9時前に劇場に着くと、ざっと数えても200人の長蛇の列。劇場から少し離れた場所で整理券を配布するというブログをアップすると、その瞬間、200人の大群衆がドドド…と走りだした。さらにこの後、ファンがムカデのようにくっついていた。割り込まれないようにするための行列テクニックだったという。

司会の本田朋子アナ「当日にブログで発表ってひどくないですか」

【第3位】
ファンの気持ちを無視したMVP制度
たった１日で終了

▽劇場オープンから数週間後に発表されたMVP制度。その日、一番大きな声で盛り上がってくれたファンを1人選び、MVPとするというもの。ところが、多くのファンから「応援の仕方は人それぞれ。騒がなくても熱く応援しているファンもいる」との意見が殺到。たった一日で廃止となり、翌日からは公演を100回観覧したファンを対象とする新たなMVP制度となった。

宮澤佐江「そりゃそうだよね。応援の仕方はそれぞれだから」

【第2位】
またも、ファンの気持ちを無視した運営
ペナントレースに批判が殺到

▽劇場公演や握手会、総選挙のデータを点数化して、国内の12チームが1年がかりで競い合うというもの。昨年4月の開幕当初から、ファンから「ルールが複雑すぎる」「チームごとの公演回数に差がありすぎる」との批判が殺到。結局、1ヶ月を残して突然終了。

指原莉乃「これは老舗のオタクは知らないんじゃないですか？」
大島優子「批判を受け入れることを覚えたのはすばらしいんじゃないですか？　ちょっとは運営も成長しましたね」

【第1位】
金魚鉢のライブ配信
泳ぐ金魚しか見られず、いつの間にか終了

▽2007年9月に運営が発表した企画。劇場で金魚を飼育し、その様子をホームページでライブ配信するというもの。たまにメンバーが登場してエサをあげるシーンを撮影していたが、話題にもならず、批判すら来ず、いつの間にか終了。企画としては大失敗したものの、金魚はメンバーからかわいがられて長生きし、昨年“大往生”した。

大島「思い出した。金魚いました。2回公演の間にエサあげてた」

【番外編】
ゆりばら（by大島優子、宮澤佐江）

▽07年に1期生と2期生の混成チーム「ひまわり組」が結成される前の06年11月、「ゆり組」と「ばら組」に分かれるシステムが発表され、メンバーが複雑な思いに。結局、立ち消えとなった。それが1位だと思っていたのに、まさか金魚に負けるとは…。

高橋みなみ「運営というのはね、ミスを隠すんだよ。おにぎり手渡し会だってね、具がお菓子だったんだから」