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フロリダディズニーで働く日本の大学生が現地で見たもの

 世界5ヶ国・地域にあるディズニーのテーマパーク。その総本山的存在で、世界一の入場者数を誇る米国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで有給インターンシップとして働く日本人大学生がいる。摂南大学外国語学科3年生の城崎美香子さんだ。言葉や文化の壁もあるなか、“夢の国”を支える彼女。働いているからこそ見えてくる、ディズニーの世界や海外ならではの苦労、喜びについて聞いた。

米国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

米国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

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 「もともとは、ディズニーは大ファンというわけではありませんでした。東京ディズニーランドにも小さい頃に行っただけであまり覚えていなくて…」(城崎さん・以下同)。

 そんな彼女がフロリダの同施設で就業体験を行うことになったのは、摂南大学に入学して間もない頃に受けた留学説明会で、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで働きながら米国の大学に通う「ディズニー国際カレッジプログラム」を知ったことだった。ディズニー社と米国の大学が共同で実施し、さまざまな国の大学が提携している同プログラム。期間は5ヶ月で、学生にとっては留学と海外インターンシップが同時に行えることや、インターンシップの給与を現地での生活費に充てることができるため、留学費用が抑えられる点が魅力となっている。

 摂南大学も同プログラムと提携しており、城崎さんは同大からの参加1期生にあたる。選考は書類も面接もすべて英語で行われるが、城崎さんは見事合格。今年8月上旬より、バレンシア大学で学びながらウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのキャストとしても働き始めた。「感動したのは、最初に行われた研修で、ネームタグとミッキーマウスの耳(のカチューシャ)を、ミッキーマウス自身がサプライズで持ってきてくれたことです」(城崎さん・以下同)。

 来場者に笑顔を与えることが仕事だが、働く側からすれば、決して楽しいことばかりではない。文化も母国語も異なる国ならなおさらだ。「英語での接客や、待ち時間にいら立っているゲストの方々の気持ちを落ち着かせるのは難しい」と悩むこともあるが、さまざまな国から来た仲間たちや米国のキャストたちと共に、日々感動に遭遇しているという。

 「ゲストがプロポーズをしている場面に出くわしたこともあります。(プロポーズされた)女性の方が感動して泣いているところを見て、キャスト一同ももらい泣きしながら、その場でゲストのみなさんと一緒に拍手喝采。すごく感動的で、心が温かくなりました」。

 渡米当初は戸惑ったこともあったというが、今では「アメリカの文化を受け止め、“自分の思っている事は伝える”をモットーにしました」と話すほど逞しく成長している城崎さん。「英語を使う仕事に就きたい。海外で働くことも視野に入れています」と語る彼女は今日もまた、フロリダの“夢の国”でさまざまな国から訪れるゲストをもてなしている。

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  • 米国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
  • インターンシップとして働く摂南大学外国語学科3年生の城崎美香子さん(後方右)

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