昨年3月に米・フロリダ州マイアミで開催された『ULTRA MUSIC FESTIVAL』や、同年6月の『ULTRA KOREA』、9月の『ULTRA JAPAN』などに出演したことをきっかけに世界中のイベントから出演依頼が殺到しているDJ KSUKE。三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの楽曲を世界的に活躍するAfrojackが、SEKAI NO OWARIの楽曲をニッキー・ロメロが手掛けるなど、近年日本でもEDMサウンドが人気だ。そんななか、世界からも注目が集まるDJ KSUKEが、今年も『ULTRA JAPAN』に出演し、3万人の観客を魅了したDJプレイや日本のダンスミュージック・シーンについて語った。
◆夢を叶えた意識はない、まだまだ発展段階
──昨年に引き続き今年も『ULTRA JAPAN』にご出演されました。KSUKEさんにとって『ULTRA』は、どういう存在ですか?
【KSUKE】 去年のマイアミをきっかけに、韓国、日本のULTRAに呼んでいただいてから、いろんな所で(パフォーマンス)できるようになりました。なので、特別な思いのあるフェスですね。
──今やKSUKEさんは「DJドリーム」を叶えた存在として、目標にしている人も多いと聞きます。
【KSUKE】 いや。夢を叶えたとまではいかないですね……。少しずつ、(世界に)近づいている感じはしていますが。
──KSUKEさん自身、世界で認められるようになった要因はどこにあると思っていますか?
【KSUKE】 難しい質問ですね(苦笑)。(自分に限らず)日本人は、DJが上手い人が多いと思います。でも、音楽にしてもファッションにしても、何事も取り入れて独自の進化を遂げていくじゃないですか。それが面白く思われているのかもしれないですね。(注目されたのは)たまたま見つけていただいただけだと思います。ただ、まだ実際には(世界に)受け入れられている感触があまりないので、頑張ります。
──世界には様座な個性を持ったDJがいますが、KSUKEさんは、どういう部分で独自性を打ち出していこうと考えていますか?
【KSUKE】 オリジナル楽曲で、どういう音で個性を打ち出していこうか? というのもあるし、また他のミュージシャンやDJが作った楽曲を限られたセット(パフォーマンス時間)のなかで展開させていくのか? の2つのタイプがありますよね。それって、自然に他のDJでは作れないストーリーが(誰でも)できているような気がします。それが具体的にわかったら、もっと早く曲を作ることができたりするんでしょうけど……。今は(何が自分の個性か)具体的にわからないけど、何かがあるような気はしています。
◆EDMをきっかけに日本のダンスミュージックは進化する
──先月16日に発売されたアルバム『Weightless』は、現在のフロアの雰囲気を凝縮させたような展開のあるダンスチューンはもちろん、日本人のアイデンティティを感じるものまで、KSUKEさんだからこそ描けるサウンドを感じました。
【KSUKE】 前作『SPACE SHOUT』は、ダンスミュージックが中心だったんですが、今回はそこを軸に置かず、アメリカで見てきたものを取り入れながら、純粋に楽しくなれる音楽を心がけて作りました。
──今年はアメリカで活動されていた時期もあったそうですが、やはりアメリカのダンス・ミュージックシーンは日本と違いますか?
【KSUKE】 これもうまく言葉にできないんですが……空気が全然違うと思います。
──確かにアメリカのオーディエンスの熱狂っぷりは圧倒されますよね。そういう場で熱狂を起こす音も意識して、アルバム制作はしましたか?
【KSUKE】 盛り上げることに重点は置いていません。純粋に自分がいいと思うものを作れば、自然にそうなるのかなって思います。
──今後挑戦してみたいことは?
【KSUKE】 『ULTRA』を含め、KSUKEがいたらその空間は絶対に楽しくなる! と思ってもらえるようになりたいですね。また、日本のダンスミュージックは、EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)をきっかけに浸透している感じがします。これを機会に、EDMにもいろんなタイプがあるし、また何をきっかけにEDMが生まれたか? など、深く知ろうとすればするほど、音楽の魅力がわかると思うし、クラブにも行きたくなるはず。日本のダンスミュージックがもっと盛り上がるきっかけを作れたらと思っています。
(文:松永尚久)
◆夢を叶えた意識はない、まだまだ発展段階
──昨年に引き続き今年も『ULTRA JAPAN』にご出演されました。KSUKEさんにとって『ULTRA』は、どういう存在ですか?
【KSUKE】 去年のマイアミをきっかけに、韓国、日本のULTRAに呼んでいただいてから、いろんな所で(パフォーマンス)できるようになりました。なので、特別な思いのあるフェスですね。
──今やKSUKEさんは「DJドリーム」を叶えた存在として、目標にしている人も多いと聞きます。
【KSUKE】 いや。夢を叶えたとまではいかないですね……。少しずつ、(世界に)近づいている感じはしていますが。
──KSUKEさん自身、世界で認められるようになった要因はどこにあると思っていますか?
【KSUKE】 難しい質問ですね(苦笑)。(自分に限らず)日本人は、DJが上手い人が多いと思います。でも、音楽にしてもファッションにしても、何事も取り入れて独自の進化を遂げていくじゃないですか。それが面白く思われているのかもしれないですね。(注目されたのは)たまたま見つけていただいただけだと思います。ただ、まだ実際には(世界に)受け入れられている感触があまりないので、頑張ります。
──世界には様座な個性を持ったDJがいますが、KSUKEさんは、どういう部分で独自性を打ち出していこうと考えていますか?
【KSUKE】 オリジナル楽曲で、どういう音で個性を打ち出していこうか? というのもあるし、また他のミュージシャンやDJが作った楽曲を限られたセット(パフォーマンス時間)のなかで展開させていくのか? の2つのタイプがありますよね。それって、自然に他のDJでは作れないストーリーが(誰でも)できているような気がします。それが具体的にわかったら、もっと早く曲を作ることができたりするんでしょうけど……。今は(何が自分の個性か)具体的にわからないけど、何かがあるような気はしています。
◆EDMをきっかけに日本のダンスミュージックは進化する
──先月16日に発売されたアルバム『Weightless』は、現在のフロアの雰囲気を凝縮させたような展開のあるダンスチューンはもちろん、日本人のアイデンティティを感じるものまで、KSUKEさんだからこそ描けるサウンドを感じました。
【KSUKE】 前作『SPACE SHOUT』は、ダンスミュージックが中心だったんですが、今回はそこを軸に置かず、アメリカで見てきたものを取り入れながら、純粋に楽しくなれる音楽を心がけて作りました。
──今年はアメリカで活動されていた時期もあったそうですが、やはりアメリカのダンス・ミュージックシーンは日本と違いますか?
【KSUKE】 これもうまく言葉にできないんですが……空気が全然違うと思います。
──確かにアメリカのオーディエンスの熱狂っぷりは圧倒されますよね。そういう場で熱狂を起こす音も意識して、アルバム制作はしましたか?
【KSUKE】 盛り上げることに重点は置いていません。純粋に自分がいいと思うものを作れば、自然にそうなるのかなって思います。
──今後挑戦してみたいことは?
【KSUKE】 『ULTRA』を含め、KSUKEがいたらその空間は絶対に楽しくなる! と思ってもらえるようになりたいですね。また、日本のダンスミュージックは、EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)をきっかけに浸透している感じがします。これを機会に、EDMにもいろんなタイプがあるし、また何をきっかけにEDMが生まれたか? など、深く知ろうとすればするほど、音楽の魅力がわかると思うし、クラブにも行きたくなるはず。日本のダンスミュージックがもっと盛り上がるきっかけを作れたらと思っています。
(文:松永尚久)
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2015/10/28