4人組ロックバンド・[Alexandros]（アレキサンドロス）が、昨年3月に改名後初のニューアルバム『ALXD』のリリースを記念し17日、東京・代々木公園の野外ステージでフリーライブを開催。会場に集結したファン1万人を熱狂させた。

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　アマチュア時代に5年間、同所で路上ライブを行っていたメンバーたち。約8年ぶりに原点での凱旋を果たすと「代々木公園、ただいま！」と拳を突き上げ、ファンの歓声が出迎えた。感無量の様子のボーカル・川上洋平は「路上のときはお客さんが10人や20人、多くても30人くらいしか集まらなくてめっちゃ悔しい思いをして、いつかここに帰ってきてやると思ってました」と回顧。

　路上時代から応援を続けているファンも会場に駆けつけ、川上が「覚えてるかも！　ありがとう」と再会を喜ぶ一幕も。10人程度だった当時から1000倍となる1万人のファンで埋め尽くされた会場を眺めて「夢が叶った。ほかの会場とは違う意味があります」と感慨深げだった。

　この日のライブでは、ヒット曲｢ワタリドリ／Dracula La｣（今年3月発売）を含む全8曲を熱唱。小雨が降る悪天候だったが、メンバーの力強いパフォーマンスと、ファンの熱気でジメジメとした空気を吹き飛ばしていた。