公開中の映画『新劇場版「頭文字D」Legend2−闘走−』に中里毅役で出演する声優の諏訪部順一。「声優界では一、ニを争う車好き」と自らアピールする。
「デザインはもちろんのこと、運転して楽しいことも重要な要素です。眺めるだけでなく、運転することも大好きなんですよね。ドアノブに触れ、シートに座り、ステアリングやペダルの感触を確かめて、フィーリングが合った時の喜びといったら。全身を快感が駆け巡ります。もちろん、運転は安全第一。峠を攻めたりはしないですね(笑)」。
諏訪部の車好きは筋金入り。「幼少期に触れたスーパーカーブームの影響で、ずっと『大人になったら一生懸命働いて、自分の力でカッコイイ車をいっぱい買うぞ』と思っていました。18歳で自動車免許を取得し、初めて購入した車から現在に至るまで、所有した車は延べ25台。現在は4台所有しています」。
昨年10月には、イタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」の車について、その素晴らしさをゲストの声優・三木眞一郎と熱く語り合うマニアックなDVD『スワベジュンイチpresents.アンリミテッドモーターワークス』を発売し、カーマニアの間でも話題となった。第2弾の制作も企画中という。
「購入するのにも維持するのにもお金はかかりますし、環境面なども捨て置くことはできません。若者の車離れが言われて久しい現在ではありますが、諸問題を踏まえつつ、いち車好きとして、カーライフの楽しさ素晴らしさを伝えていけたらいいな、と思っています」
■流行りのスポーツ青春群像アニメと同じ感覚で
1995年に『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載が始まったしげの秀一氏による漫画『頭文字D』は、当時の若者たちに大きな影響を与え、カーブームを巻き起こした。連載は18年にわたり、惜しまれながらも2013年に完結。原作の魅力を増幅させるべく、最新のコンピュータグラフィックスでアニメ化され、新劇場版3部作として公開されている。
「連載開始当初から原作を読み続けてきて、思い入れも深い『頭文字D』。その新劇場版アニメに参加させていただき光栄でした。カーアクションのシーンは本当に迫力がありますね。しげの先生が描く躍動感あふれるマンガの雰囲気がアニメで再現されていたのには驚きました。本作は“峠最速を目指し競い合う若者たちを描いたスポーツ青春群像劇”という見方もできるのではないかと。近年流行りの感じですね(笑)」。
諏訪部が演じる中里は、『Legend2−闘走−』で主人公・藤原拓海(CV:宮野真守)のライバルとして立ちふさがる。トヨタ「AE86(ハチロク)」に乗る拓海に対し、中里の愛車は日産「スカイラインR32GT-R」。諏訪部にとっても「憧れの車」だった。
現在、諏訪部は自分の生まれ年と同じ1972年製のスカイラインを所有しているという。「きちんとメンテナンスをして、これからも維持していきたいですね。オーバーヒート対策はもちろん、ブレーキの強化など、現代の道路環境に合うようカスタマイズをさまざま施しています。クーラーもバッチリ効きますよ。もしかしたら、結果これが『アガリの1台(車人生最後の1台)』になるかもしれません」と、男のロマンを語る。
さらに、こんな提言も。「コンディションの良い状態で残っている自国生産の旧車の数が少ないのは問題ではないかと。長く日本経済を支える産業のひとつである自動車。文化的な側面からも、きちんと遺産として残していくべきものだと思うのです。実際、その価値を認めた海外のカーマニアにどんどん購入されてしまっている現状があり、多くの名作が国外流出してしまった浮世絵などの歴史がそこに重なります。『頭文字D』が人気となって、主人公が乗る『AE86』の中古車相場が上がり、大切に残そうと思う人が増えたのは本作の功績ですね」。
諏訪部が“文化遺産”に推す日本の名車の数々が“秋名の峠”で躍動、疾走する姿が楽しめるのも新劇場版『頭文字D』の魅力だ。
「デザインはもちろんのこと、運転して楽しいことも重要な要素です。眺めるだけでなく、運転することも大好きなんですよね。ドアノブに触れ、シートに座り、ステアリングやペダルの感触を確かめて、フィーリングが合った時の喜びといったら。全身を快感が駆け巡ります。もちろん、運転は安全第一。峠を攻めたりはしないですね(笑)」。
諏訪部の車好きは筋金入り。「幼少期に触れたスーパーカーブームの影響で、ずっと『大人になったら一生懸命働いて、自分の力でカッコイイ車をいっぱい買うぞ』と思っていました。18歳で自動車免許を取得し、初めて購入した車から現在に至るまで、所有した車は延べ25台。現在は4台所有しています」。
昨年10月には、イタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」の車について、その素晴らしさをゲストの声優・三木眞一郎と熱く語り合うマニアックなDVD『スワベジュンイチpresents.アンリミテッドモーターワークス』を発売し、カーマニアの間でも話題となった。第2弾の制作も企画中という。
「購入するのにも維持するのにもお金はかかりますし、環境面なども捨て置くことはできません。若者の車離れが言われて久しい現在ではありますが、諸問題を踏まえつつ、いち車好きとして、カーライフの楽しさ素晴らしさを伝えていけたらいいな、と思っています」
■流行りのスポーツ青春群像アニメと同じ感覚で
1995年に『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載が始まったしげの秀一氏による漫画『頭文字D』は、当時の若者たちに大きな影響を与え、カーブームを巻き起こした。連載は18年にわたり、惜しまれながらも2013年に完結。原作の魅力を増幅させるべく、最新のコンピュータグラフィックスでアニメ化され、新劇場版3部作として公開されている。
「連載開始当初から原作を読み続けてきて、思い入れも深い『頭文字D』。その新劇場版アニメに参加させていただき光栄でした。カーアクションのシーンは本当に迫力がありますね。しげの先生が描く躍動感あふれるマンガの雰囲気がアニメで再現されていたのには驚きました。本作は“峠最速を目指し競い合う若者たちを描いたスポーツ青春群像劇”という見方もできるのではないかと。近年流行りの感じですね(笑)」。
諏訪部が演じる中里は、『Legend2−闘走−』で主人公・藤原拓海(CV:宮野真守)のライバルとして立ちふさがる。トヨタ「AE86(ハチロク)」に乗る拓海に対し、中里の愛車は日産「スカイラインR32GT-R」。諏訪部にとっても「憧れの車」だった。
現在、諏訪部は自分の生まれ年と同じ1972年製のスカイラインを所有しているという。「きちんとメンテナンスをして、これからも維持していきたいですね。オーバーヒート対策はもちろん、ブレーキの強化など、現代の道路環境に合うようカスタマイズをさまざま施しています。クーラーもバッチリ効きますよ。もしかしたら、結果これが『アガリの1台(車人生最後の1台)』になるかもしれません」と、男のロマンを語る。
さらに、こんな提言も。「コンディションの良い状態で残っている自国生産の旧車の数が少ないのは問題ではないかと。長く日本経済を支える産業のひとつである自動車。文化的な側面からも、きちんと遺産として残していくべきものだと思うのです。実際、その価値を認めた海外のカーマニアにどんどん購入されてしまっている現状があり、多くの名作が国外流出してしまった浮世絵などの歴史がそこに重なります。『頭文字D』が人気となって、主人公が乗る『AE86』の中古車相場が上がり、大切に残そうと思う人が増えたのは本作の功績ですね」。
諏訪部が“文化遺産”に推す日本の名車の数々が“秋名の峠”で躍動、疾走する姿が楽しめるのも新劇場版『頭文字D』の魅力だ。
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2015/06/05