NHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(毎週月曜 後10:00)できょう25日、『渡辺謙55歳、人生最大の挑戦』が放送される。米国ショービジネス界最高峰のブロードウェイの舞台に挑む渡辺に半年間独占密着。苦しみ、もだえながらも未知の壁に挑み続ける55歳のプロフェッショナリズムに迫った。
アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『ラストサムライ』、クリント・イーストウッドに見出された『硫黄島からの手紙』、そして全世界で8億ドル以上の興行収入を記録した『インセプション』。ハリウッドで最も成功した日本人とも言われる渡辺が、「人生最大の挑戦」と身を投じたのは、ブロードウェイミュージカルの金字塔『王様と私』の王様役だ。
もともと舞台出身だが、歌い、そして踊りながらの芝居はもちろん初体験。さらに55歳にして昼夜2回公演の日々。それが容赦ないブロードウェイの批評家たちの目にさらされる。
取材初日、「今回はかっこ悪くあがくことしかできない」と自嘲気味に語った渡辺。実際、稽古に入ってから、100ページ以上にわたる英語のせりふ、ネイティブでも難しいと言われる韻を踏む歌に大きく苦しめられる。
日本語であれば「自然と生まれてくる」ことが期待される芝居も、英語であるがゆえに、その役を生ききれないのではないかと、「英語の生の舞台」という未知の領域への不安も襲いかかってくる。ニューヨークのアパートで一人暮らしをしながら、毎夜うなされて目が覚めるという極限のあがきの先に、渡辺は役者としてどんな進化を遂げるのか。
『王様と私』は4月16日より現在公演中。4月28日にはトニー賞ミュージカル部門で主演男優賞にノミネートされるなど、高い評価を受けている(授賞式は6月7日)。
渡辺は「僕自身の中では、今回の『王様と私』はいままでの人生で最もチャレンジングです。そもそも俳優が『プロフェッショナル〜』に出るとあんまり面白くない。俳優という仕事は虚業だから。虚業の虚の部分の積み上げていく様というのは、ある意味嘘だったりはったりだったりも含まれる。僕の仕事は特にそうだから。仕事の本当の芯になるものは何なのか、嘘偽りなくドキュメンタリーでみせられたらと思って、今回の取材に臨みました」とコメントを寄せている。
アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『ラストサムライ』、クリント・イーストウッドに見出された『硫黄島からの手紙』、そして全世界で8億ドル以上の興行収入を記録した『インセプション』。ハリウッドで最も成功した日本人とも言われる渡辺が、「人生最大の挑戦」と身を投じたのは、ブロードウェイミュージカルの金字塔『王様と私』の王様役だ。
もともと舞台出身だが、歌い、そして踊りながらの芝居はもちろん初体験。さらに55歳にして昼夜2回公演の日々。それが容赦ないブロードウェイの批評家たちの目にさらされる。
取材初日、「今回はかっこ悪くあがくことしかできない」と自嘲気味に語った渡辺。実際、稽古に入ってから、100ページ以上にわたる英語のせりふ、ネイティブでも難しいと言われる韻を踏む歌に大きく苦しめられる。
日本語であれば「自然と生まれてくる」ことが期待される芝居も、英語であるがゆえに、その役を生ききれないのではないかと、「英語の生の舞台」という未知の領域への不安も襲いかかってくる。ニューヨークのアパートで一人暮らしをしながら、毎夜うなされて目が覚めるという極限のあがきの先に、渡辺は役者としてどんな進化を遂げるのか。
『王様と私』は4月16日より現在公演中。4月28日にはトニー賞ミュージカル部門で主演男優賞にノミネートされるなど、高い評価を受けている(授賞式は6月7日)。
渡辺は「僕自身の中では、今回の『王様と私』はいままでの人生で最もチャレンジングです。そもそも俳優が『プロフェッショナル〜』に出るとあんまり面白くない。俳優という仕事は虚業だから。虚業の虚の部分の積み上げていく様というのは、ある意味嘘だったりはったりだったりも含まれる。僕の仕事は特にそうだから。仕事の本当の芯になるものは何なのか、嘘偽りなくドキュメンタリーでみせられたらと思って、今回の取材に臨みました」とコメントを寄せている。
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2015/05/25