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ハイレゾブームを後押しする「ハイレゾ女子」 ミスチルら新譜発売で認知拡大

 これまでは音にこだわる一部のオーディオファンのみに知られていた「ハイレゾ」。NTTドコモが昨年10月発表モデルよりハイレゾオーディオ対応機種を大幅に拡充したことや、Mr.Childrenがニューアルバム『REFLECTION{Naked}』をハイレゾ音源でも発売することを発表したこともあって、幅広い層へと認知を拡大している。こうしたなか、これまで男性のイメージが強かったハイレゾ市場において、「ハイレゾ女子」の存在が目立ってきているという。

■「ハイレゾ音源」とは?

 まずはハイレゾについておさらいしておきたい。「ハイレゾ音源」はCDの約6.5倍もの音の情報量を持つフォーマットで、CDではカットせざるを得なかった音域まで、膨大な音の情報量を記録することが可能となっている。デジタル音源として配信され、再生するには「ハイレゾ対応のプレーヤー」「ハイレゾ対応のヘッドフォン」「ハイレゾ音源」の3点が必要となる。ただ単純に“音が良い”ということではなく、レコーディング時の「原音」に限りなく近い状態で音楽を楽しむことが可能。アーティストの息遣いやピアノのペダルを踏む音など、あたかもレコーディングスタジオやコンサートホールで生ライブを観ているかのような感覚が味わえるのだ。

 冒頭でも触れたとおり、これまでは一部のマニアのみに限られていたが、最近ではこれまでハイレゾに興味がなかった層や、女性のユーザーも増加。「ハイレゾ女子」も登場しているという。そこで、ORICON STYLEでは「ハイレゾ女子」の実態を探るべく、音楽ファンへのアンケート調査を実施した。

■認知している人の「ハイレゾ機器」保有率が高い女性

 「あなたは『ハイレゾ』を知っていますか?」と質問に「知っている」と答えた人は、男性が74.3%、女性が53.4%と、男性のほうが2割ほど高くなった。さらに「知っている」と答えた人に「対応機器を持っていますか?」という質問をしてみると、男性が42.2%、女性が65.9%が「YES」と回答。女性は男性と比べて認知している人の保有率が高く、その魅力を知っている人はハイレゾの虜になっていることがわかった。

 実際にハイレゾ機器で音楽を聴いている人のコメントを見ると、「音質にこだわりがあるのでとても良いです。他の機器に戻れなくなっちゃいます(笑)」(山形県/10代/女性)と、どっぷりハマっている人が多いことがわかる。「『ハイレゾ』の魅力は?」という質問に対しては「オーケストラのひとつひとつの楽器の音がわかる」(神奈川県/20代/女性)、「アーティストが本当に届けたい音が聴ける」(和歌山県/20代/女性)など、“ライブのような臨場感”“自分が好きなアーティストが伝えたかった細かな音のニュアンスまで聴き取れる”というコメントが多かった。

■なぜ増える「ハイレゾ女子」

 認知していてハイレゾ機器を持っていない人でも、「欲しい」と考えている人は男性が45.5%、女性が48.9%と、こちらもやはり女性の割合が高くなった。理由としては、「好きな音楽をより良い環境で聴くことで、さらにその楽曲の魅力を知ることができると思うから」(神奈川県/30代/女性)など、音楽ファンであればあるほど“好きな曲をいい音で楽しみたい”と考えるのは当然なことのようだ。特に女性の場合、好きなアーティストのことをとことん知りたいと考え、こだわりを持って応援する傾向が高いため、ハイレゾに興味を持つ人が増え、「ハイレゾ女子」が誕生するのも自然な流れといえる。

  1990年代のピーク時と比べて“CD不況”に陥っていると言われて久しい。一方で、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会発表のデータによるとライブの動員数や投資額は増加の一途を辿っており、「ライブ体験」「生音」を求める若者が増えているように感じる。「ハイレゾ女子」急増の背景には、ライブ会場に行かなくても好きなアーティストが目の前で歌ってくれているような、“ライブ感覚”をもたらしてくれる、ということも大きく影響しているのではないだろうか。いつの時代も、トレンドをけん引し大きくしていくのは女性たち。今後、「ハイレゾ」認知がより高まり、幅広い層へと浸透していくことで、やがて音楽の楽しみ方のひとつとして定着していくことが期待される。

【調査概要】
調査時期:2015年3月13日(金)〜3月18日(金)
調査対象:合計1000名
(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査



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