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素敵な偶然「セレンディピティ」 出会う秘訣は旅先にアリ?

 散歩や旅行中に偶然、今まで気づかなかったものを見つけたり、目当てのものとは別の魅力的なものを発見して嬉しくなったことはないだろうか。最近では、こうした出会いをもたらす力のことを「セレンディピティ」と言うらしい。もともとは学術研究やビジネスの世界で、「求めずして思わぬ発見をする能力」「幸運を掴み取る能力」といった意味で使われていたのだが、一般生活のなかにも浸透しつつある。では、いったい、どうすればセレンディピティと出会いやすくなるのだろう? 旅先などでの心構えについて、専門家に話を聞いた。

『成功者の絶対法則 セレンディピティ』著者、宮永博史氏(東京理科大学MOT大学院教授)

『成功者の絶対法則 セレンディピティ』著者、宮永博史氏(東京理科大学MOT大学院教授)

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 『成功者の絶対法則 セレンディピティ』という本の著者、宮永博史氏(東京理科大学MOT大学院教授)によると、「旅先ではセレンディピティに出会いやすい」そうで、「心の余裕、時間の余裕、そしてちょっとしたお金の余裕。その3つを持って行くとセレンディピティはきっと起きます。大事な心構えは、“想定外”を楽しむこと」だと言う。宮永氏は、セレンディピティに出会う可能性が高い場所として、自然に恵まれ、歴史や文化など多様な要素がコンパクトな場所に凝縮されている「関西」を挙げるのだが、同じような声は他からも聞こえてくる。

 関西出身の精神科医、名越康文氏は、大阪の街こそセレンディピティの“ツボ”だと言い、「表通りから2〜3本入ったあたりには小さな店がひしめいていて、そこには必ず思いがけない出会いや楽しみが潜んでいます」と話す。

 また、イタリアンレストラン、「ポンテベッキオ」のオーナーシェフ、山根大助氏は、「関西は昔から積極的に異文化を取り込みながら独自の“食”を確立してきた」ということもあって、「思いがけない食の発見」のチャンスに溢れていると、やはり関西をおすすめスポットして挙げる。さらに数々の人気店舗を設計してきた空間デザイナーの間宮吉彦氏も「神戸の旧居留地や京都の東本願寺周辺など、かつて賑わって一時寂れた建物が息を吹き返し、新しい客で賑わっています。街の“ベース”が残っている場所は意外な物語の宝庫」と、具体的なスポットも教えてくれた。

 「関西×セレンディピティ」を押すのは、著名人の方ばかりではない。企業にも、新たな動きが出てきている。2015年2月からは、JR西日本が、「あしたセレンディピティ〜素敵な偶然に会いに行きませんか。エクスプレスで関西へ」というプロモーションを開始。滝川クリステルをナビゲーター役に、倉木麻衣の楽曲を乗せたテレビCM(福岡・広島・岡山地区)がオンエアされており、同プロモーションサイトでは、倉木のスペシャルインタビューなどに加え、北浜橋や大阪城公園などをテーマにした、「セレンディピティ」なショートストーリーも公開されている。

 こうなると、俄然気になってくる「関西」。来るゴールデンウィークや夏休みの旅の候補地として、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

「あしたセレンディピティ」プロモーションサイトはコチラ

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  • 『成功者の絶対法則 セレンディピティ』著者、宮永博史氏(東京理科大学MOT大学院教授)
  • 関西出身の精神科医、名越康文氏
  • イタリアンレストラン「ポンテベッキオ」のオーナーシェフ、山根大助氏
  • 空間デザイナーの間宮吉彦氏

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