「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER」のゲネプロが6日、日本青年館で行われ、終了後、キャストの村井良大、太田基裕、鳥越裕貴、鈴木拡樹、植田圭輔が囲み取材に登場した。

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　舞台『弱虫ペダル』は週刊少年チャンピオン連載中の、コミックス累計1300万部を突破する人気少年漫画の舞台化。自転車ロードレースの世界を西田シャトナーオリジナルの演出法で熱く描き、今最もチケットの取れない舞台と言われている。今作は総合優勝をかけたインターハイ3日目を舞台化している。

　ゲネプロを終え、公演本番を目前にしたキャストは、それぞれに意気込みと見どころを語った。小野田坂道役を演じる村井良大は「1ヵ月公演は今までの『弱虫ペダル』ではなかったので、非常に楽しみにしつつ、ケガには注意して、全員で最後まで走り抜けて行きたいなと思っております。長い戦いになりますが、キャスト・スタッフと共に、頑張って行きますので、是非是非よろしくお願いいたします！　見どころはもう全部です！　本当に3日目、最後のレースということで、全てが見どころとなっております」とアピール。

　今泉俊輔役の太田基裕は「インターハイ3日目ということで、とりあえずの一区切りとなるので、有終の美を飾れるように、キャスト・スタッフ一丸となって、本当にケガなきよう、これ1番大事ですね。健康に頑張りたいです」といい、鳴子章吉役・鳥越裕貴は「3年ほど前から始まったこの舞台に、ずっと出させていただいてるんですが、こんなに大きくなって。ゲネプロを終えて、やっぱりすごく汗をかくねっていうのを、改めて実感しました。僕自身のキャラも“鳴子劇場”という見せ場がありますし、各々がバトンを渡して行くので、それをちゃんと渡し受け取って、ゴールを迎えたいです」と語った。

　そして、真波山岳役の植田圭輔は「我々一同も、本当にこの作品が大好きで『気合』しかありません。ありがたいことに本当に大きくなった『弱虫ペダル』ですけども、始めた頃から変わらず、熱量と気合で乗り切って、全員で戦って行きたいと思います！」と意気込みを語り、荒北靖友役の鈴木拡樹は「僕はインターハイに出たことはないんですが、舞台で疑似的に経験させていただいています。この“荒北靖友”という役と共にこの3日目を迎えられて、彼にとっても僕にとってもこのインターハイは1回しかないんだと思うと、素敵な汗をかいて終えたいと思っています。1人1人の生き様を見届けていただけるとうれしいです」と感慨深げに語った。

　6日の夜から本番を迎える本作。最後に各人が来場する観客に向けてメッセージを送った。「たくさんの方が楽しみにしてくださっているので、その楽しみを倍にして返して、笑顔で送り出したい」（鈴木）、「僕らにできることは、いっぱいお客様に汗を飛ばして、その汗を喜んで受けていただくこと。是非とも“観劇”というよりは、“観戦”という気持ちで楽しんでいただきたい」（植田）、「皆が全身全霊で、ぶち当たってます。生の汗と、熱量を楽しみにしてください」（鳥越）、「初演から出演しているこの作品がどんどん大きくなっているのを実感すると同時に、溢れんばかりの想いがあります。今までたくさん関わってくださった方の様々な想いをのせて、キャスト・スタッフで頑張っていきたい」（太田）、「初演のときに、“インターハイ篇やりたいね”と話していたんですが、まさか本当に3日目まで、ほとんどチームを変えずにここまで走りきることができて、最後の3日目を描くことができることをとても幸せに思っております。初めて『弱虫ペダル』に触れる方も、楽しめる作品になっているので、是非是非劇場まで足を運びください。よろしくお願いします」（村井）。

　「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER」は3月6日〜15日・東京：日本青年館大ホール、3月19日〜22日・大阪：シアターBRAVA!、3月26日〜29日・福岡：キャナルシティ劇場にて。なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー4月号（オリコン・エンタテインメント刊）に舞台『弱虫ペダル』キャストの太田基裕、植田圭輔、鳥越裕貴が登場している。