大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）の2014年度の入場者数が20日午前10時13分、過去最高記録を更新した。これまでの入場者数記録は開業直後となる2001年の1102万9000人だったが、開業初年度のこの記録を更新したのは初めて。昨年7月にオープンした『ハリー・ポッター』エリアの集客効果が大きく貢献。同エリアのオープン以降、7か月連続で各月の最高入場者数を更新していた。

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　映画シリーズさながらの、壮大な世界観が話題となった新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は、主人公のハリー・ポッターたちが通うホグワーツ城を中心に広がる湖畔、魔法使いが住む街並みなどを精巧に再現。その空間はハリポタファンのみならず、異世界を体験したい一般層からも大きな関心を集めた。

　エリア内のショップでは、作品内に登場するお菓子や小道具を販売し、その再現度の高さが話題に。映画内の料理をモチーフにしたレストランやワゴンも展開し、主人公たちが口ひげのように泡をつけながら飲んでいた魔法界の飲み物「バタービール」は、子どもも飲めるノンアルコール飲料で、エリア内では映画と同じように、泡のひげをつけて楽しむ人々が続出。グランドオープンからわずか102日で100万倍を達成する記録を打ち出した。

　同エリア以外にもさまざまな企画を打ち出して話題になっており、今年1月からは人気アニメ「進撃の巨人」などをテーマにした期間限定イベント「ユニバーサル・クールジャパン」を開催。国内のみならず、海外からの来場者数も増やしているという。3月18 日には「ユニバーサル・ワンダ ーランド」がリニューアルオープンすることもあり、最終的な年間入場者数はさらに伸ばしそうだ。