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『テラフォーマーズ』実写映画化 三池崇史監督、人型ゴキブリと人類の対決を“スゲー映画”に

 火星で人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描く大人気SFコミック『テラフォーマーズ』が三池崇史監督によって実写映画化されることが11日、わかった。撮影は5月中旬からスタートし、公開は2016年予定。ロケ地やキャスト情報はこの先発表される。三池監督は、約600年後の地球と火星を舞台にしたスペースアクション・アドベンチャー大作の映画化に際し「『スゲー漫画』から『スゲー映画』が生まれる事を証明しようと思う。映画をナメたら火傷するぞ!」と力を込める。

累計発行部数は1000万部を突破する『テラフォーマーズ』とメガホンをとる三池崇史監督。実写映画版は2016年公開。スペースアクション・アドベンチャー大作に!?

累計発行部数は1000万部を突破する『テラフォーマーズ』とメガホンをとる三池崇史監督。実写映画版は2016年公開。スペースアクション・アドベンチャー大作に!?

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 原作コミックの物語は、2577年に人類が火星に苔とゴキブリを放ち、人が住める環境化(テラフォーミング)する計画を実施するところから始まる。しかし、ゴキブリは人型に進化し、調査に向かった人間が駆除されてしまう事態に陥る。人類は、進化ゴキブリの捕獲、掃討を目的に、宇宙飛行士たちを火星に向かわせる。未来の地球環境と人類の繁栄にまつわるリアリティのある設定、独特の世界観のなかのエイリアンとの対決におけるスリル満点の展開など、ハリウッドのスペースアクション・アドベンチャー大作を思わせる物語のスケールの大きさが、多くのファンを生み出していた。

 同作は、2011年に『週刊ヤングジャンプ』の増刊漫画誌『ミラクルジャンプ』(集英社)で連載がスタート。その後、『このマンガがすごい!2013』オトコ編で1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック 2013』で2位を獲得。現在、単行本は11巻まで出版され、累計発行部数は1000万部を突破。2月19日には最新刊が発売される。また、2014年8月にテレビアニメ化もされている。

 今回の実写映画化の決定に原作者の貴家悠氏(作)は「映画になります……!! 母さん……『あんたの漫画ゴチャゴチャしてて全く何やってるのか分かんないけど、就職はいつすんの?』とはもう言わせません……映画になるんですよ、母さんッ!!!」。橘賢一氏(画)は「実写映画にしてもらえるかも、という話を聞いてはじめに出た言葉は『まじで!?』でした。どういうふうに実写映画にするのか……、僕にはまったく見当がつかなかったのです。しかし、メガホンをとるのが三池監督に決まり、『ああ、これはいける……ッ!』と直感しました。監督のパワーと熱さが、テラフォの物語を、さらに燃え上がらせてくれるはずです。映画版テラフォ、今からいち観客として本当に楽しみです。ぜひ皆様も楽しみにしてください……!じょうじ!!」とよろこびを爆発させている。

 三池監督は、近作では『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』『神さまの言うとおり』(2014年)『藁の楯 わらのたて』(2013年)などで非日常の世界に映画的要素を加えて実写化。国内外で常に高い評価を受けている。

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