LINEは10日、無料通話アプリ「LINE」に搭載しているモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の事業化を加速するため、ウェブペイ・ホールディングス（東京都品川区) を買収することで合意したと発表した。オンライン・オフラインの垣根を越えた“プラットホーム”としての基盤強化を目指す。

　LINEによると、ウェブペイはECサイトやウェブサービス、モバイルアプリを対象としたクレジットカード決済サービス「WebPay」を提供する企業。最短3営業日の審査期間、安全な決済システムを特長としたサービスで国内外から評価されているという。

　LINEは2014年10月、「LIFE」をテーマに、オンライン・オフラインの垣根を越えて生活に密着した“プラットホーム”を目指すと発表。同12月に提供開始した「LINE Pay」は、LINE周辺サービスや外部提携サービス・店舗決済など、さまざまなコンテンツ・サービスをつなぐ中核の役割を担う。

　LINEは今回の買収について、「ウェブペイの決済システム技術およびノウハウを活かし、『LINE Pay』のさらなる機能拡充・利便性向上・事業拡大を推進し、『LIFE』プラットホーム基盤をより強固なものにしてまいります」としている。