誰にでも覚えがあるのではないだろうか。他人の家に行ったとき、玄関に入ってすぐに感じる、自分の家とはちょっと違うニオイ。なかには心地よく感じる場合もあるが、記憶に残っているのはなぜか逆。なんだか、クサい……。

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　同様のシチュエーションは、車にもあてはまる。乗せてもらったはいいが、その人の体臭なのか車自体なのか、室内に充満する特有の香り。思わず、すぐに降りたくなってしまうことも。また、タバコを吸う人の車は当然、タバコ臭さが染みついているし、なかには車内のニオイのせいで、車酔いしてしまう場合もある。

　いずれの場合も問題なのは、すっかり慣れているせいか所有者がそのニオイにまったく気づいていないということ。しかも、他者はニオイに関してなかなか指摘しづらいし、家族は家族で、これまた慣れているから誰も文句を言わない。結果、人によっては不快に感じるニオイが延々とキープされるワケだ。

だが、決してこれを“他人の話”と笑ってはいけない。誰も気づかないし、指摘もされないということは、裏を返せば、自分の家や車も、人に嫌な思いをさせている可能性があるのだから。

　というわけで、年末大掃除の季節でもあるし、合わせて家の消臭にも励みたいところなのだが、室内や衣類などの除菌・消臭といえば、いまや「ファブリーズしよう」とか、「ファブる？」 というようにすっかり動詞化している、P&Gの『ファブリーズ』シリーズ。家だけでなく車内専用消臭芳香剤の分野においても、同商品が人気になっているのをご存じだろうか。

　それが2012年4月登場の「ファブリーズ クルマ イージークリップ」。発売後約3週間で同市場の約30％にまで到達するほどのメガヒットを記録。エアコンの送風口に簡単に装着できるクリップ型で、おなじみのファブリーズシリーズならではといえる消臭パワーはもちろん、ニオイに敏感になっている現代人の傾向から、“車用タイプ”への需要が高まった結果、大ヒットにつながったようだ。

　さらに同シリーズは2014年8月、新たに「ファブリーズ クルマ プレミアムクリップ」を投入。これは、消臭機能はそのままに、香水のような上質でプレミアム感ある香りを5種類用意し、パッケージに「高級感がある」と評判のデザイン性をプラスしたもの。これが愛車にこだわりを持つドライバーに支持され、発売から1ヵ月後の2014年9月には、市場参入たった2年にもかかわらず、2つの商品合計でマーケットシェアが50％を突破という驚異的なヒットを生んでいる。

　「自分では気づかないけど、もしかしたら他人には……!?」と、愛車のニオイを気になりだしたアナタ。年末の大掃除を機に、自分はもちろん同乗者からも好感が得られるクルマにマイナーチェンジすることをおススメしたい。