• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

ジョニー大倉さん、壮絶闘病生活1年半 長男語る「最高のロックンローラー」

 先月19日に肺炎のため死去したロックバンド・キャロルの元メンバーで歌手のジョニー大倉(本名・大倉洋一)さん(享年62)の長男で音楽家のケンイチ大倉(42)が1日のフジテレビ系『ノンストップ!』(毎週月〜金 前9:50)に出演。大倉さんの1年6ヶ月に及ぶ壮絶な闘病生活と最愛の父との最後の日々について語った。

4月のライブで親子共演したジョニー大倉さん(中央)とケンイチ大倉(手前) (C)ORICON NewS inc.

4月のライブで親子共演したジョニー大倉さん(中央)とケンイチ大倉(手前) (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

 番組によると、大倉さんは昨年5月に肺がんであることが発覚し、余命2週間の宣告を受けた。ケンイチはそのときの様子について「親父は驚くというより、どこか一点を見つめていた。母と『絶対に治るから闘おう』と話していた」と明かし、「第4クールくらいから少しかっ血があり、髪の毛も抜け始めた」と語った。大倉さんは、闘病への決意を示すため自分で髪の毛を抜いたともいう。

 大倉さんは今年4月13日に「復活ライブ」を敢行し、復活をアピール。しかし、ケンイチによると、その時点で大倉さんはつえなしでは立って歩けなかったといい、ケンイチは「そのまま立って歌ったのは(元気な姿を)ファンに見せたかったんじゃないか」と父の心境を代弁した。

 8月に容態が悪化し再入院するも9月6日には「バースデーライブ」を開催し、ファンに向けたメッセージ映像も公開。これが最後のファンに向けた映像となった。映像で大倉さんは「またすごいライブを皆さまにお届けします。もうちょっと頑張ります」と気を張ったが、ケンイチは「このときから表情がない。血たんを自分で吐き出せない感じ」だったと振り返った。

 ケンイチは「親父は母には弱音を吐いていた。『人間だから死ぬのが怖い』って」と最後の父の姿を明かし、「『ケンイチ、立ちたい』って亡くなったその日に。自分が生きていたっていう気持ちを味わいたかったんだと思います」と語った。亡くなる前日には父と最後の握手を交わし「ライブに行く前に『頑張ってくるよ。絶対負けちゃダメだよ』って。『ケンイチ頼むな』って言われた気がした…」と父との最後のシーンを振り返った。

 8月の再入院の2ヶ月後には、大倉さんの妻マリーさんが心筋梗塞で同じ病院に入院。一人で父の看病をすることになったケンイチはこのとき初めて“父”に向き合えたのだという。

 若いころは父に反発ばかりしていたというケンイチは「最高のロックンローラーであり、最高の父でした」と亡父をしのんだ。

 番組によると、大倉さんは今月24日のソロデビュー40周年のためにグッズを準備しており、亡くなる6日前に大倉さんの手元に届いたという。「ファンに見せるのが楽しみ」と語っていた大倉さんだが、それが実現することはなかった。

 なお、同日にはお別れの会が予定されている。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索