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2014年度グッドデザイン、2年ぶり大賞に医療医薬用ロボット

 社会を豊かにする優れた製品のデザインやプロジェクトに贈られる、2014年度の『グッドデザイン賞表彰式』が4日、都内で行われた。昨年の“該当なし”から2年ぶりとなる大賞には、決戦投票の末、2位と87票という僅差で、デンソーウェーブの産業ロボット「医療医薬用ロボット VS050 SII」が選ばれた。

 グランプリは、2011年より大賞候補の中から審査委員、その年のグッドデザイン賞受賞者のほか、受賞展『グッドデザインエキシビション』来場者の投票によって選出。昨年は、「Google マップ」が最多の得票数を獲得したが、“極めて顕著な功績には該当しない”との政府の判断により、大賞は該当なしとなっていた。

 今年は全受賞作1258点の中から、10月に大賞候補9点が決定。表彰式内で行われた投票により大賞を決定した。はじめ、「医療医薬用ロボット」が2545票、NPO法人 東北開墾の月刊誌「東北食べる通信」が1970票となり、上位2位の得票数が全得票数の5%未満だったため、勝負は決戦投票に。最終的に「医療医薬用ロボット」が492票を集め、大賞の称号を得た。

 同製品は、クリーンルームなどの滅菌環境下、主に食品や医薬品、半導体などの製造工場で使用されることを目的に作られた産業用垂直多関節ロボット。通常、製薬、食品の製造ラインに導入するための機械には、ハイレベルな衛生状態の維持が必要となるが、同製品は形状や塗装などに工夫を凝らし衛生面上の要求をクリア。未来的な存在感を備えていると、高く評価された。

 受賞した、デンソーウェーブの吉田佳史さんは、「もっとしっかりやれ!という励みにもなりました。この場に立てたことは感無量です」。賞審査委員長を務めた深澤直人氏は、「最近は目に見えないものの(デザインの)価値が高まってきた。大賞はもちろん輝かしいものですが、ここに上がってきた(受賞した)すべてのものが感動するくらいすばらしかったと思います」と本年度を振り返り、受賞者たちをねぎらった。

 大賞候補には、そのほか旧万世橋駅に誕生した商業施設「マーチエキュート神田万世橋」、世界初の杉圧縮柾目材を活用したダイニングチェア「KISARAGI」、シグマのデジタルカメラ「dp Quattro」、良品計画の「無印良品 Found MUJIの活動」、ソニーの「4K超短焦点プロジェクター LSPX-W1」、ヤマハ発動機の電動アシスト車いす「JWスウィング」、秋田中央交通のバス待合所「秋田駅西口バスターミナル」が選出されていた。

【大賞候補 投票結果】
1位 産業用ロボット「医療医薬用ロボット VS050 SII」/デンソー、デンソーウェーブ(2525票→決戦投票:492票)
2位 月刊誌「東北食べる通信」/NPO法人 東北開墾(1970票→決戦投票:405票)
3位 電動アシスト車いす「JWスウィング」/ヤマハ発動機(1861票)
4位 「4K超短焦点プロジェクター LSPX-W1」/ソニー(1639票)
5位 デジタルカメラ「dp Quattro」/シグマ(973票)
6位 「無印良品 Found MUJIの活動」/良品計画(910票)
7位 バス待合所「秋田駅西口バスターミナル」/秋田中央交通(818票)
8位 ダイニングチェア「KISARAGI」/飛騨産業株式会社(601票)
9位 商業施設「マーチエキュート神田万世橋」/JR東日本ステーションリテイリング、公益財団法人東日本鉄道文化財団(405票)



関連写真

  • 2014年度のグッドデザイン大賞に輝いた、産業用ロボット「医療医薬用ロボット VS050 S II」
  • 僅差で2位となったのは、NPO法人東北開墾の月刊誌「東北食べる通信」
  • 表彰式の様子(左から賞審査委員長の深澤直人氏、デンソーウェーブの吉田佳史さん)
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