韓国の6人組男性グループ・B.A.P（ビーエーピー）が、12月6日から開催予定だった2度目の日本ツアーを全公演中止することが明らかになった。日本版の公式サイトで30日、発表された。今月27日、韓国の所属事務所・TSエンターテインメントが「当分公式活動を最小化して休みをとる」と発表したことを受け、苦渋の決断を下した。

　27日付の公式Facebookで所属事務所は「TSエンターテインメントとB.A.Pは相互共に目標とする夢に向かって精進してきました。ですが、長期的な観点から見て、今が休みもなく走ってきた努力と苦労に見合う十分な休憩が必要な時点だという結論に至りました」と説明。「アーティストの保護を最優先し、当分公式活動を最小化してお休みをとることに致しました」と一時活動休止を発表していた。

　これを受け、日本版の公式サイトでは、11月19日に発売予定だった1stアルバム『Best. Absolute. Perfect』について、「発売が制作上の都合により延期未定となりました」と報告。その後、日本のツアーに関してもメンバー、スタッフ、関係者で協議したものの、全公演中止が決定し「公演を楽しみにされていましたファンの皆様には、大変ご迷惑をおかけ致します事を深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

　中止されるのは、12月6・7日の福岡サンパレス ホテル＆ホール、同10・11日のパシフィコ横浜・国立大ホール、同13・14日の大阪・グランキューブ大阪 メインホール（14日は2回公演）、同18・19日の名古屋国際会議場 センチュリーホール公演の全9公演。チケットの払い戻しは後日、公式サイトで案内される。

　昨年10月に日本デビューしたB.A.Pは、バン・ヨングク（24）、ヒムチャン（24）、デヒョン（21）、ヨンジェ（20）、ジョンアプ（19）、ZELO（18）からなる6人組。昨年12月には東京・代々木第一体育館などアリーナ公演を成功させ、今年リリースされた3rdシングル「NO MERCY」（4月発売）、4thシングル「EXCUSE ME」（9月発売）はともに、オリコン週間シングルランキングで初登場2位を記録している。