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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>尿&便トラブルを引き起こす意外な病気とは?

 中高年になると直面する【尿&便トラブル】。日本排尿機能学会の調査によれば、「尿漏れ」に悩む人は約1000万人、夜1回以上トイレに起きる「夜間頻尿」の人は約4500万人にものぼり、さらにちょっとした拍子に便が漏れてしまう「便失禁」に悩む人は、ある調査によると500万人近くいるという。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、「中高年6000万人が悩む【尿&便トラブル】を解消するための新事実SP」から、中高年の治らない尿&便トラブルに潜む驚くべき新事実を紹介する。

■放っておくと危険な尿トラブル

 尿トラブルはこれまで加齢や骨盤底筋のゆるみなどが原因と考えられてきたが、獨協医科大学 排泄機能センター センター長の山西友典先生によると、近年の研究で「治らない尿トラブル」を引き起こすある病の存在が浮かび上がってきたという。その病とは、【隠れ脳梗塞】。「隠れ脳梗塞」とは、加齢や食生活の乱れなどによって、脳の細い血管がつまってしまう状態のこと。60代以上の実に約4人に1人が発症していると言われるが、直接命に関わる病ではなく、これまでは症状が出ないと考えられ問題視されてこなかった。ところが最近の研究で「隠れ脳梗塞」の症状のひとつに、「尿トラブル」があることがわかってきたのだ。

 健康な人の場合、膀胱に尿が溜まると、膀胱から脳へと信号が伝えられ、脳が「尿意」を感じる。このとき、近くにトイレがないなど、排尿できるタイミングではないと判断すると、脳が「排尿にブレーキをかける信号」を送り出し、我慢することができる。ところが、このブレーキ信号を出している脳の前頭葉に小さな脳梗塞が生じると、信号が徐々に弱まり、頻尿や尿漏れなどの「尿トラブル」が発生するのだという。この脳や神経の異変によって生じる尿トラブルは「神経因性膀胱」と呼ばれ、投薬治療により改善が可能。症状がなかなか改善されない場合は、命に関わる脳梗塞を未然に防ぐためにも受診をおすすめする。

■人には言えない便の悩みが改善!

 尿トラブル同様、中高年になると増えてくるのが「便失禁」などの便の悩み。恥ずかしい、どの診療科に行ったらいいかわからない、といった理由から、病院に行かずに長年悩みを抱え込んでしまっている人も多いと言われている。そんななかなか治らない「便失禁」を改善できる排便機能外来があるという。

 実は、「便失禁」といっても症状の出方や原因は様々。最も多いと言われるのは、加齢により肛門の筋肉がゆるむことで漏れること。さらに、過度のアルコール摂取などで便がやわらかくなりすぎることや、直腸がんなどの病が原因という場合も。そのため従来の病院の診療科では対応しきれず、便失禁の原因を特定するのは難しいとされてきた。そこで、埼玉県・指扇(さしおうぎ)病院では昨年6月、あらゆる便の症状を専門的に扱う「排便機能外来」を設立。様々な診療科の垣根を越えた便に特化した診察・治療を実現させたという。

 そもそも「便失禁」には、便意を感じずにいつの間にか便を漏らしてしまう「漏出性便失禁」と、便意を感じるが我慢ができず便を漏らしてしまう「切迫性便失禁」と大きく分けて2つのタイプがあるが、これらに共通する主な原因こそ「肛門の筋肉」だという。肛門のまわりには、意識しなくても肛門を締める内側の筋肉と、意識して肛門を締める外側の筋肉があるが、今回番組で密着した「漏出性便失禁」の患者の場合、加齢により内側の筋肉の力が弱まり始めた上に、元々軟便タイプであったことが原因で「便失禁」になったと診断された。現在は便を硬くする薬を使って治療しており、受診前より便失禁の回数が減少し、治療の効果が徐々に表れ始めているという。長年、便トラブルに悩まされている方は、全国にある専門外来で相談してみてはいかがだろうか。

「みんなの家庭の医学」番組HP

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