来年春に放送が始まるNHK 連続テレビ小説『まれ』出演者発表会見がNHKにて行われ、先日発表された主人公・津村 希（まれ）役の土屋太鳳ほか、新らに18名の名前が紹介。津村一家のほか、希とともに成長を見せる同級生キャストが公開された。

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　連続テレビ小説第92作となる本作『まれ』は“里山・里海”の豊かな自然の中で独自の伝統や風習が息づく石川県能登地方が舞台。幼い頃この地に越してきた・希（まれ）は世界一のパティシエを目指して、横浜で厳しい修行に挑み、やがて能登で小さな店を開くことに。一度は堅実な公務員の道を選ぶも、本当の夢・パティシエになるため奮闘、ケーキ店を通して故郷に笑顔を与える希の成長を描く。

　そんな希が移り住む能登で出会う同級生役が、今回新たに発表。山崎賢人はじめ、清水富美加、門脇 麦、渡辺大知、高畑裕太と、若手注目株が揃った。

　山崎演じるのは能登の伝統工芸である輪島塗職人の卵・紺谷圭太。能登が大嫌いで東京に大きな憧れを抱いている蔵本一子役には清水、反対に能登を愛しているほんわかしているが芯はしっかりしている寺岡みのりを門脇が演じる。また、この日は会見に出席できなかったが、渡辺はとてもシャイでめったに言葉発さない優しい性格の二木高志を、希たち幼なじみ同級生のムードメーカー・角 洋一郎を高畑が抜擢された。

　会見に出席した山崎は「圭太は不器用だけれど夢に向かってまっすぐ、ひたすら努力していくすごい熱い役。1年近くの撮影で丁寧に圭太という役を作っていきたいと思います。みなさんに素敵な作品を届けられるように頑張ります！」と意気込み。一方の清水は「私は土屋太鳳ちゃんと共演経験があり太鳳ちゃんの虜になっております。本当に愛される方。ベテランの俳優さん、そして歳は近いけれども実力のある俳優さんという名の日光を浴びながら、そして土屋太鳳ちゃんという方の後光を浴びながら、成長しつつ、しっかり自分の役割を果たして、作品にお力添えをできたらなと思っております」と独特な雰囲気で会場を笑いに包んだ。

役柄同様一見ほんわかした門脇だが「私は東京出身なんですけれども、普段から田舎の匂いがするとよく言われるので、そういう風に生まれてよかったなと、この役をいただいて思いました（笑）。いつも頑張ってる希ちゃんが、少しでもほっとできるような、心のよりどころとなれるような存在でいられるように、頑張っていきたい」としっかりと挨拶。

　今回同級生役はオーディションにて決まったそうで、起用の理由について高橋 練制作統括チーフプロデューサーは「山崎さんは今風なコと思っていたんですが、熱いところを持ってるコで。それこそ『祭りのためなら、脱いででもやりますよ』っていうところもあったりして。そういう彼の魅力を、ぜひそのまま活かしたいなと。清水さんは、都会に出たくて出たくてたまらない一子のそういうエネルギーを持ってる感じがしたかなというところで。門脇さんは対照的に、普段のんびりしているようにしか見えないんだけど、実は芯が強くて、何か持っている、秘めたるものがあってっていう設定でして。そこがぴったりだなと」と説明し期待したいと太鼓判を押した。

　希との友情を育む幼なじみ。会見に出席した3人は「希ちゃんはパティシエ、圭太も輪島塗りの漆職人という“夢”のお互い共感が持てるから仲良くなるじゃないですけど、そういう部分だったり、田舎だからこその学生の雰囲気とか仲良い感じを出して行けたら（山崎）」、「バラバラになっていても、あの時の時代があったから頑張れてるんだなと思えるような、6人が集まれば、能登じゃなくてもそこが故郷だなってなるような、心の支えになるメンバーになりたい（門脇）」、「あのコたちの学生生活を覗き見したいなって思わせるような楽しい生活ができたらいいなと思っております（清水）」とこれからの撮影に期待を膨らませた。若手俳優として注目される6人、本作では役同様に役者としてもどう成長していくのかもぜひ注目したい。

　NHK連続テレビ小説『まれ』は、平成27年3月30日より放送開始。

　（※山崎賢人の「崎」はつくりの上が「立」）