先月29日に心筋梗塞のため亡くなった大相撲の元小結でタレントの龍虎さん（りゅうこ　本名・鈴木忠清＝すずき・ただきよ　享年・73）の通夜が4日、東京・中目黒の正覚寺でしめやかに営まれた。龍虎さんと同期入門した元横綱・北の富士勝明氏も弔問に訪れ、盟友との別れを偲んだ。

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　現役時代は、龍虎さんと角界でしのぎを削ってきた北の富士氏。「一言でいうと派手な相撲だった」と感慨深げに明かし、「声を出してつっぱりをするからうるさかったけど、強かったですよ」と当時を振り返った。

　美男子力士としても人気を集めたとあって、「モテてましたよ。それでいったら番付が逆転して、僕が小結で彼は超ド級の横綱でした」といい、「結婚してから、俺とはあんまり飲みに行ってくれなかったな」と愛妻家な一面も明かした。

　この日、改めて盟友と対面し「いい顔していた。現役時代の顔に戻ってたね。残念だけど、よく頑張った」と故人を偲んだ。

　あすの告別式では参列者を代表して弔辞を読む予定で「初めてのことでよくわからないけど、お坊さん曰く、短いほうが喜ばれるらしいのであっさりと。本人も湿っぽい雰囲気は嫌いなので」と語っていた。