歌手の華原朋美が24日、東京・西巣鴨の妙行寺で行われた映画イベントに登場。「ちょっといいなと思って真剣に考えていた方がいた」と新たな恋に言及した。

　リポーターが近況を尋ねると、華原は「これ以上にないくらい幸せです。“プライベートが”どうのこうのではなく、仕事の面で復帰して1年半ちょっとだけど、目標を持てて幸せ」と含みを持たせて答えた。「プライベートの方はどうなんですか？」と追求されると、華原は「自分で言っちゃった…（笑）」と赤面。リポーターも「振ってくれたのでありがたかった」と乗っかる形で報道陣からも笑いが起こった。

　華原はしっかり“ネタ”も用意しており「プライベートは特に何もないですよ」と前置きした上で「ちょっといいなと思って真剣に考えていた方がいた」と自ら言及。「でも、この暑さで『もういいや』ってなって、アイスみたいに溶けちゃった。つい2日前くらいに」と恋は実らなかった様子だが、冗談を交えて明るく報告した。

　この日、自身がイメージソングを務める映画『喰女−クイメ−』（8月23日公開、三池崇史監督）の“お岩さん”お墓参りで、東京・西巣鴨の妙行寺に訪れた華原。若い女に夫を奪われたお岩さんの心情を引き合いに出し「お岩さんは（信念を）貫き通した。それはすごく共感できるし、最後は許すことが大事」。数多くの恋を経験した華原の“お手本”ともいえる今回の掛け合いに、取材を終えた記者たちからも「さすが」と感嘆の声が漏れていた。

　2012年末に本格復帰した華原は、今作のイメージソングでは中森明菜の「難破船」、LUNA SEAの「ROSIER」の名曲をカバーする。9月には全国ツアーも始まり、今年こそ悲願である年末の『NHK紅白歌合戦』出場を目指す。今後の活躍にも目が離せない。