ORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”は、いま名医が注目する「腰痛の2つの意外な新原因」をピックアップ。家庭で簡単にできる対処法とともに紹介する。
◆日本人の5人に1人が悩まされている腰痛の原因の一つは、股関節の異常にあった!
年齢を問わず多くの方々が悩まされている腰痛。厚生労働省の昨年の統計では、推定患者数は2800万人。そして、そのうちの実に85パーセントの人ははっきりと原因が分からないまま、苦しみ続けているという。しかし、近年の研究で、これまで原因不明とされてきた腰痛に関する新しい原因がわかってきた。
まず1つ目の新原因を教えてくれた杉山肇先生(神奈川リハビリテーション病院 副病院長)によれば、腰痛を引き起こしている新原因として、足の付け根である股関節の異常があげられるという。股関節の隙間でクッションの役割を果たしている軟骨が、何らかの原因で擦り減ると、骨同士がぶつかり合って股関節に痛みが生じてしまう。この時の痛みが神経を通じて脳へと伝わる途中、近くを通る腰の神経と混線し、脳が「腰が痛いのだ」と勘違いしてしまうのが、新型腰痛のメカニズムだ。
そんな股関節の異常を抱える人には、「股関節ストレッチ体操」がお勧めだという。股関節の周囲の筋肉がほぐれ、すり減った軟骨に栄養が行きわたり、痛みの緩和や予防が期待できるのだ。
【やり方】
2つの体操を10回ワンセットで1日2〜3セット行う。
※痛みが強くなる場合は、無理して行わない。
(1)「足広げ体操」=椅子に浅くかけ、足を腰幅程度に広げた状態で足を開いたり閉じたりする。
(2)「骨盤起こし体操」=椅子に浅くかけ、力を抜く。この状態からおへそを前に出す感じで骨盤を起す。できたら元の状態へ。
◆原因不明の新型腰痛の犯人は、脊髄と尾骨をつなぐ細い糸だった
腰痛の新原因その2は、「脊髄終糸(せきずいしゅうし)症候群」と呼ばれる病。脊髄終糸とは、脊髄と尾骨をつなぐ細い糸のような組織のこと。通常この糸はゴムのような弾力性があり、脊髄を無理やり引っ張らないようにできている。ところが元々この糸が硬い人がいて、腰を曲げたときなど、脊髄が強く引っ張られてしまい、その状態が長く続くと脊髄の一部で血行が悪化。これに重い物を持つなどのさらなる負担がかかると、神経が興奮して激しい痛みを引き起こすと考えられている。腰痛の他、特徴的な症状として、頻尿など尿にまつわる症状があげられる。血行不良になりやすい脊髄の部分には、膀胱や腸に通じる神経も走っているため、尿の症状やお通じの症状が起こりやすいのだ。
この病を疑うポイントとして、前屈で指先と床が20センチ以上離れていると、終糸が硬い可能性があると言われており、腰痛で悩んでいる人で身体が硬いなどの条件が当てはまる場合は、この病を疑う必要がある。
脊髄終糸症候群は、手術で終糸を切断することで、ほとんどの人が、症状が劇的に改善するという。脊髄終糸は、盲腸のように今は不要な組織なので切っても全く影響はないのだ。股関節異常と脊髄終糸症候群。原因不明の腰痛で悩んでいる人は、ぜひこの2つの点を視野に入れ、一度専門医に相談してみることをお勧めする。
「みんなの家庭の医学」番組HP
◆日本人の5人に1人が悩まされている腰痛の原因の一つは、股関節の異常にあった!
年齢を問わず多くの方々が悩まされている腰痛。厚生労働省の昨年の統計では、推定患者数は2800万人。そして、そのうちの実に85パーセントの人ははっきりと原因が分からないまま、苦しみ続けているという。しかし、近年の研究で、これまで原因不明とされてきた腰痛に関する新しい原因がわかってきた。
そんな股関節の異常を抱える人には、「股関節ストレッチ体操」がお勧めだという。股関節の周囲の筋肉がほぐれ、すり減った軟骨に栄養が行きわたり、痛みの緩和や予防が期待できるのだ。
【やり方】
2つの体操を10回ワンセットで1日2〜3セット行う。
※痛みが強くなる場合は、無理して行わない。
(1)「足広げ体操」=椅子に浅くかけ、足を腰幅程度に広げた状態で足を開いたり閉じたりする。
(2)「骨盤起こし体操」=椅子に浅くかけ、力を抜く。この状態からおへそを前に出す感じで骨盤を起す。できたら元の状態へ。
◆原因不明の新型腰痛の犯人は、脊髄と尾骨をつなぐ細い糸だった
腰痛の新原因その2は、「脊髄終糸(せきずいしゅうし)症候群」と呼ばれる病。脊髄終糸とは、脊髄と尾骨をつなぐ細い糸のような組織のこと。通常この糸はゴムのような弾力性があり、脊髄を無理やり引っ張らないようにできている。ところが元々この糸が硬い人がいて、腰を曲げたときなど、脊髄が強く引っ張られてしまい、その状態が長く続くと脊髄の一部で血行が悪化。これに重い物を持つなどのさらなる負担がかかると、神経が興奮して激しい痛みを引き起こすと考えられている。腰痛の他、特徴的な症状として、頻尿など尿にまつわる症状があげられる。血行不良になりやすい脊髄の部分には、膀胱や腸に通じる神経も走っているため、尿の症状やお通じの症状が起こりやすいのだ。
この病を疑うポイントとして、前屈で指先と床が20センチ以上離れていると、終糸が硬い可能性があると言われており、腰痛で悩んでいる人で身体が硬いなどの条件が当てはまる場合は、この病を疑う必要がある。
脊髄終糸症候群は、手術で終糸を切断することで、ほとんどの人が、症状が劇的に改善するという。脊髄終糸は、盲腸のように今は不要な組織なので切っても全く影響はないのだ。股関節異常と脊髄終糸症候群。原因不明の腰痛で悩んでいる人は、ぜひこの2つの点を視野に入れ、一度専門医に相談してみることをお勧めする。
2014/07/22