7月19日より公開の豪華2本立て映画『劇場版仮面ライダー鎧武 サッカー大作戦！黄金の果実争奪杯』、『烈車戦隊トッキュウジャーTHE MOVIE　ギャラクシーラインSOS』の完成披露会見＆プレミア上映会が開催。舞台挨拶では両ヒーローの出演者陣が集結した。

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　フルーツ、錠前、鎧武者という3つのモチーフが絶妙に融合されて誕生した、平成ライダーシリーズ第15作『仮面ライダー鎧武／ガイム』最新劇場版は、究極の力を手に入れることができる“黄金の果実”を巡って、前代未聞のヒーローサッカー対決が繰り広げられる。

　『仮面ライダー凱武／ガイム』で主演を務める佐野 岳は出来上がりについて「今回の映画は『仮面ライダー凱武』の集大成の映画ということで、キャスト全員元気いっぱいでいい作品ができたんじゃないかなと。これからの公開が楽しみです！」と自信のコメント。

　劇中ではプロサッカー選手が多数出演するという本作。サッカーのシーンについて佐野は「劇中でゴン中山さんと共演したんですが、もともとファンだったので、嬉しかったです！」と満面の笑顔。志田友美（高司 舞役）も「私はサッカーに全然詳しくなかったんですが、今回の映画を観てサッカーに興味を持って勉強しようかなと思いました」と刺激を受けたようだ。

　サッカーと言えば現在ワールドカップが開催中！ 主演者陣も優勝国の予想を立てるも佐野が「小林（仮面ライダーバロン／戒斗）がこういう話をすると、『レアル・マドリードはどこの国〜!?』とか言うんです」と暴露。「ちょっとだけ地理に弱いんですよ。レアル・マドリードは唯一知っていた国だったので」と言い訳がさらに墓穴を掘る形になり、ついにはトッキュウジャーチームから「レアル・マドリードは国じゃなくてスペインのチームね」とツッコミ。最終的には「おい！ みんないる前で止めろよ！」と報道陣を笑わせた。

　同時上映されるスーパー戦隊シリーズ第38作となる『烈車戦隊トッキュウジャー』は、列車をモチーフに溢れる想像力＝イマジネーションを武器に地球を闇に包もうとする悪と戦うヒーロー。劇場版では宇宙に広がる宇宙環状線“ギャラクシーライン”とその路線を走る“サファリレッシャー”が登場。最強のチームワークとイマジネーションでギャラクシーラインを守るため奮闘する！

　トッキュウ1号／ライトを演じる志尊 淳は「個人的にスクリーンでの映画の出演は初めてで、自分がおっきいスクリーンに立っていることに感動しました。撮っている段階でどんな絵になるのか想像はしていたんですが、映画になるとやっぱりスケールが大きくて」と映画出演の喜びを語った。

　本作ではサファリレッシャーとして動物の力を借りるという内容から「どんな動物の力を得て、何をしたい？」という質問に「僕は鳥類になって空を飛びたいです（志尊）」や、「アリになって、アリの地下王国の帝王になってみたい（平牧 仁・トカッチ役）」「ワンちゃんになって遊びたい（梨里杏・ミオ役）」「ライオン！もっと強くなりたい（横浜流星・ヒカリ役）」「飼っている愛犬のプリンになって私のことをどう思っているのか知りたい（森高 愛・カグラ役）」と続き、最後の長濱 慎（虹野 明役）が「ワールドカップを見に行きたいので、最短距離で行くためにモグラになってブラジルまで行きたい」話すと、「溶ける、溶ける！ マグマで（小林）」「地球は水でできてるって聞いてたんですけど（長濱）」「何の本読んだんだよ！（小林）」など凱武チームのサッカー話につなげるなど、両チームの仲の良さが垣間見れた。

　その後のプレミア上映会舞台挨拶では、それぞれが挨拶をするたびにファンから割れんばかりの黄色い声。トッキュウ4号／カグラがドラマ内で変身後に返事する「は〜〜い（ハート）」を再現すると、ファンからは一際大きい「可愛い〜〜」の声が。これを羨ましく思った佐野はファンから「ガイム〜〜！」と呼ばれると「は〜〜い！」とマネっこ。「“は〜〜い”だけであんなに歓声おきるってずるいよね〜（小林）」「私にも（声援が）ほしい〜！（志田）」とにぎやかな舞台挨拶に。

　さらに、ライトが話しだすと小さな男のコがしきりに「ライト〜〜〜！ ライト〜〜！」と大声でアピール。「ありがとね」とはにかみながら手を振る志尊にお姉さま方はキュン。続けて「映画は短い時間ですが、すごく早く終わってしまうので、集中力を切らさずに見ていただけると嬉しいです」と志尊がPRし「テレビ以上にものすごい速さで展開していくので、瞬きもせずじっくり」と平牧がノッかると「目が乾くわ！！」と全員からツッコミ。「そこは“なんちゃって”って言おうとしたんだよ（平牧）」など都度都度軽快なやり取りが行われていた。

　また舞台挨拶では、サプライズゲストとして『仮面ライダー凱武』の主題歌を担当する凱武乃風からSHOCK EYE、さらに『劇場版 仮面ライダー凱武』にゲスト出演する片岡愛之助も登場。それぞれ「僕、テレビシリーズも映画も全部観てるんです。毎回ちび（子供）といつも一緒に観に行くんですが。今回はこっそり先に家のちっちゃい画面で観まして。やっぱり大きいスクリーンで観たいなと思うので、もう一回観に行こうかな（SHOCK EYE）」、「仮面ライダーに変身できるっていうのは、男のコなら誰でも憧れると思うんですが、まさか自分ができるなんてと喜んで引き受けさせていただきました」と仮面ライダーへの愛を語っていた。

　周りの反応でも「子どものいる友達からの反応が全然違いまして。すごくいろんなところで得をしているんですけど（笑）。とくに音楽仲間からは『ずるい』とすごい言われます（SHOCK EYE）」「（尾上）菊之助さんの披露宴で、みんなから歌舞伎界初の仮面ライダーだって言ってくれて。みんな観に行きますと言ってくれました」と自慢になっているよう。

　そんな片岡と共演した佐野は「片岡さんの演技をずっと横でへばりついていっぱい学ばさせてもらいました。すごい表情の変化で表情筋はどうなってるんだとずっと見て思っていました。僕もこれから研究していろんな表情が作れる役者さんになりたいなと思いました」と役者の顔を見せていた。

　『劇場版仮面ライダー鎧武 サッカー大作戦！黄金の果実争奪杯』、『烈車戦隊トッキュウジャーTHE MOVIE　ギャラクシーラインSOS』は7月19日公開。

なお、8月1日に発売される『デ☆ビュー』9月号には、『仮面ライダー凱武／ガイム』で仮面ライダーバロン／駆紋戒斗役を演じている小林 豊が登場予定。