フランス・パリ郊外で2日から6日まで開催された日本のポップカルチャーを紹介するイベント『JAPAN EXPO 2014（ジャパン エキスポ）』。17年ぶりの新作アニメ『美少女戦士セーラームーン Crystal』の世界同時配信がスタートした5日、ジャパンエキスポの会場内でもセーラームーン旋風が吹き荒れた。

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　ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』のキャスト、大久保聡美（セーラームーン）、小山百代（セーラーマーキュリー）、七木奏音（セーラーマーズ）、高橋ユウ（セーラージュピター）、坂田しおり（セーラーヴィーナス）、大和悠河（タキシード仮面）の6人が会場内のさまざまなイベント・ブースに登場。現地ファンらを熱狂させた。

　「JAPAN EXPO15周年特設記念ステージ」では、開演前より、熱心なファンやセーラー戦士のコスプレヤーなど大勢の観客が集まり、幾重にも立ち見がでるほどの人気ぶり。変身の掛け声とともに、セーラー戦士たちがステージへ登場すると、割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こった。セーラームーンが「ボンジュール！！」とあいさつをした後、ミュージカルのナンバーより5戦士が「We are the pretty guardians」、続けて華麗に登場したタキシード仮面が「参上！タキシード仮面」を披露。出演者が一堂に会したところで、同日に配信開始となったアニメのプロモーション映像を上映すると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

　セーラームーンの決めポーズが映し出されると、客席から自然と「月にかわっておしおきよ！」の名台詞が聞こえてくるホットな反応に、出演者たちも「フランスに来て、改めて『セーラームーン』の魅力や人気を感じる事が出来ました。メルシー！」と大感激だった。

　また、フランスでセーラームーンのコミックスを出している「PIKA」のブースにもキャストが登場。『美少女戦士セーラームーン新装版第1巻』と、フランスで発売したばかりの『美少女戦士セーラームーン新装版 ショートストーリーズ第2巻』の表紙が大きく飾られたブースは、多くの来場者の目を引いていた。

　ビデオルームでは、旧作ミュージカル『美少女戦士セーラームーン−La Reconquista−』のダイジェスト版の上映会＆トークショーを開催。「バンダイナムコゲームス」ブースには、セーラームーンの世界観あふれるコーナーが設けられ、日本で即完売となったセーラームーンコスメ「シャイニングムーンパウダー」「スターパワープリズムアイライナー限定BOXセット」なども販売された。

　前日4 日にカワイイエリア内「もしもしにっぽんステージ」で開催されたアパレルブランド「スピンズ」のファッションショーでもセーラームーンとのコラボアイテムが多数登場。同社のブースにもミュージカルキャストが立ち寄り、ミニ写真撮影会を開いて現地のファンと交流した。