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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>血糖値を下げる運動方法とは?

 さまざまな病の諸悪の根源と言われている高血糖だが、近年血糖値を下げる効果が期待できる新ホルモンの存在が明らかになってきたという。そこで今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、「身体を老けさせない新事実」として、血糖値を下げる効果が期待できる新ホルモンについて紹介する。

少し早起きをして、日々の生活に“スクワット運動”を導入してみては?

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◆血糖値を下げる効果が期待されるホルモンとは

 予備軍も含め、実に日本人の約6人に1人が蝕まれている「糖尿病」。食べ過ぎなどにより、血液の中に糖分が溢れ、血管がボロボロになる恐ろしい病だ。高血糖で血液がドロドロになり血流が悪くなると、心筋梗塞をはじめ命に関わる数々の病に襲われる可能性も。そう、高血糖状態こそ、諸悪の根源なのである。

 しかし、近年の研究で血糖値を下げる効果が期待できる新しいホルモンの存在が明らかになってきた。このホルモンをしっかり分泌することができれば、血液中の余分な糖分を排除し、血管を若く保つことが可能になるのだ。このホルモン研究の第一人者、川口巧先生(久留米大学医学部 消化器内科)によれば、血糖値が高い人イコール大食いで太っている人とイメージしがちだが、太っていない人の中にもうまくホルモンを分泌できずに高血糖になっている人がいるのだという。

 番組では太っていない人の中に潜む、隠れた高血糖の人をあぶり出す検査を実施した。その結果、血糖値が高めでホルモンを上手く分泌できていないとされたのは16人中3人。この結果を受けて再び川口先生に伺うと、そのホルモンが上手く分泌できていない人は、肝臓や心臓などの周囲に脂肪が付くことで血糖値が高くなるという。とりわけ肝臓に脂肪がつく脂肪肝が、血糖が高くなる原因とも。実際、先の検査でホルモンを上手く出せていないと診断されたNさんの肝臓を調べると、肝臓細胞の約50%に脂肪がたまり、脂肪肝の状態になっていた。

 そんな肝臓の脂肪を減らし、血糖値を下げる効果が期待できるのは、「マイオカイン」というホルモン。
血液中に分泌されると肝臓にたまった脂肪を分解し、減らしてくれる働きがある。筋肉を動かすことで分泌される約25種類のホルモンの総称が「マイオカイン」だという。

◆「有酸素運動」と「筋トレ」で効率的にマイオカインを分泌

 このマイオカイン、闇雲に筋肉を動かせば分泌量が多くなるというわけではない。効率的に分泌させるには、どういった方法をとればいいのだろうか。番組では運動のスペシャリスト、志波直人先生(久留米大学医学部 整形外科 主任教授)に日常生活の中でできる簡単なマイオカイン増加法を考案してもらった。その方法とは、「有酸素運動」と「簡単な筋トレ」の組み合わせ。

方法は簡単。足を肩幅に開き、3〜4秒かけてゆっくり膝を曲げ伸ばしするだけのスクワット運動を毎食後10回繰り返し、後は普通に通勤、通学、買い物などに歩いて出かけるだけ。これを続けるだけで十分なマイオカインの分泌が期待できるのだ(※膝痛がある方は主治医と相談してください)。実際、血糖値の上昇に悩んでいる高橋ジョージさんが、番組でこの「食後にちょこっとスクワット&ちょこっとウォーキング」を実践したところ、1週間前に比べて血糖値が12下がり、糖尿病予備軍から見事脱却を果たしている。

 血糖値が気になる皆さん、「ちょこっとスクワット&ちょこっとウォーキング」、ぜひ試してみてはいかがだろう。

「みんなの家庭の医学」番組HP

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