腰部脊柱管狭窄（きょうさく）症に対する手術治療のため、あす5日入院する歌手の水前寺清子（68）が4日、都内で開催された『第51回ギャラクシー賞』贈賞式にゲスト出席後、報道陣の取材に応じた。水前寺は「スパッと治したい。元気じゃなきゃチーターじゃない、それを守りたい。早く元気になりたい」と、手術を決意した心境を語った。9日に手術、23日に退院予定。7月4日、兵庫県太子町文化会館での公演でステージ復帰する予定。

　水前寺は、歌手デビュー2年後の1966年3月に地元・熊本でコンサート中に左足を負傷して以来、痛めた箇所をかばい続けて生活していたという。2011年6月には、広島市内で行われたコンサートの歌唱中に階段から転落し、左膝靱帯を損傷する大けがを負うも、ツアーを続行。

　こうした無理が積み重なり、昨年のはじめ頃から症状が悪化。背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、下肢にしびれや痛みが出て歩きづらくなったり、突然、力が抜けて転ぶことも増えてきたという。今年12月12日に東京・日比谷公会堂で芸能生活50周年記念公演が控えていることなどから、一年がかりでスケジュール調整し、手術することになった。

　水前寺は「ファンに心配かけたくなかった」と申し訳なさそうな顔をして、「ワンツー、ワンツーの12月12日の50周年記念公演はやります。早く元気になって帰ります」とかくしゃくと話していた。