人気デュオ・CHAGE and ASKAのASKA（本名・宮崎重明）容疑者（56）が覚せい剤取締法違反（所持）容疑で逮捕されたことを受け、大手レコード会社・ユニバーサルミュージックが19日、同社の対応について発表した。

　同社は近年、CHAGE and ASKAおよびASKAの作品を発売していたが、双方の専属契約は「すでに終了」。現在は「商品ごとに製造権、販売権、あるいは非独占的な配信権のみを有する状態」というが、今回の逮捕は「容疑内容、反社会的性質等、その影響の大きさに鑑みて、決して看過できるものではない」とし、「厳正な措置をもって臨むべき」との判断を下した。

　同社取り扱いのCHAGE and ASKAおよびASKAのソロ名義の作品について（1）関連契約の解約または停止　（2）CD／映像商品 全タイトルの出荷停止　（3）CD／映像商品の回収（契約上、回収可能なもの）　（4）全楽曲・映像のデジタル配信停止を決定した。

　同社は「アーティストとしてのASKAの功績は疑い得ず、当社としても苦渋の判断ではありました」としながらも「社会の中で活動する企業としてコンプライアンスを重視すべき立場から、熟慮した上で」決定した。