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クリープハイプ、移籍騒動の心境告白〜バンドがダメになる恐怖感も

 ロックバンド・クリープハイプが、ユニバーサルミュージック移籍第1弾シングル「寝癖」を5月7日に発売。ベスト盤『クリープハイプ名作選』の発売に関する騒動が巻き起こるなか、Ustereamでの生配信ライブを敢行し、物議を醸した。「全ては音楽で伝える」という意志を表明した彼らに、改めて当時の状況を振り返ってもらった。

◆バンドがダメになってしまうかもしれないっていう恐怖感があった

――まず移籍騒動の件をお伺いしたいと思います。外野はいろいろ言ってましたが、ご本人たちとしては、あの騒動をどう感じてました?
【小泉拓】 そもそも、僕らが移籍をしようと思ったのは、よりよい環境で、自分たちの音楽をより多くの人に広めたいっていう気持ちからだったんですね。メンバー同士でもいっぱい話し合ったし、すごく悩んだんですけど、当事者同士の気持ちって、とても分かり辛いじゃないですか。僕らは「自分たちは間違ってない」って言えるけど、反対側の立場にたってみると、きっと「自分たちは間違ってない」って言うと思うんですね。
【長谷川カオナシ】 いろんなことを知っている人がいたり、知らないけど騒いでみようっていう人もいたり、知りたいけど分からないっていう人もいて。その人たちが言ってる意見というのは、確かにバンドの周りで起きていることだけれども、曲とは関係ないし、ライブとも関係ない。そういうところで、いろんな意見が交わされてるっていうことが、しんどかったですね。
【小川幸慈】 小泉も言ったように、移籍を決めた当初は、バンドを長くやるために、より広げるためにっていう思いがあったんですね。そのあと、当初は想像してなかったようなことが起きて。逆に、これでバンドがダメになってしまうかもしれないっていう恐怖感があったりして。当事者になってみないとわからないことがあるんだなって感じましたね。バンド活動をしている人からも、落胆しちゃうような意見が出たりもしたし。

――ツイッターの反響が大きかったですよね。この騒動でクリープハイプを知って、曲を聴く前にアンチになる人もいて。改めて、ダイレクトにつながることはできるけど、真意は伝わらない怖さを感じました。
【尾崎】 よくよく考えたら、もともと聴いてない人だったのに、なんか損した気分になったというか……。そのときは、マイナスなイメージばかりついちゃって大変だなって思いましたね。逆に言うと、こんなことで広まるのが悔しいっていう気持ちもありました。自分たちの音楽ではできなかったことだったから。それは。悔しかったし、悲しかったですね。まぁ、でも、なんか言いたくなるバンドだっていうのもわかるんですよね。きっと、気に障ると思うんですよ。

――いや、気に障らないですよ、気にはなりますけど。
【尾崎】 ポジティヴに変換してくれますね(笑)。ただ、今回のことでマイナスのイメージになったっていう人もいるけど、このバンド、もとから別にイメージよくないですからね。誰にでもぺこぺこあいさつするわけでもないし、普段から悪口ばっかり言ってるし(笑)。優等生な感じではやってないから、ああいう風に、勝手にベストを出されたときに、「違う」って言えないイメージじゃなくてよかったなと思いますね。


◆いろいろ言うよりも、音楽で表現を――いちばん伝わるんじゃないかと思った

――2月21日(金)の24時から、Ustreamでベスト盤の曲順通りに演奏したライブを生配信しました。
【小泉】 いろいろ言うよりも、音楽で表現しようっていう。それがいちばんお客さんに伝わるんじゃないかと思ったし、Ustreamのライブをやってよかったなって思いましたね。一連のごたごたの先に、武道館やシングルのリリースが決まっていたので、すごく救われましたね。
【小川】 あの騒動が起きたことで、バンド内、マネージメント、レコード会社と話す機会がより多くなったと思うし、Ustreamのライブをもって、仕切り直していこうっていう気持ちになってましたね。

――そして、4月16日(水)、17日(木)には、キャリア初の日本武道館2days公演がありました。
【尾崎】 ほんとにやってよかったなと思いましたね。
【小泉】 お客さんの顔を面と向かって見れたってことで、やっとほっとしたっていうのがありますね。
【長谷川】 シングルを出す前では、いちばん大きい、表に出るアクションだったと思うんですよ。そういうタイミングで、今までやったことのない場所で、自分たちを見せることができた。お客さんも安心してくれたと思うし、自分たちとしても、ここからまた先に行けるなって思った2日間でしたね。

(文:永堀アツオ)

【インタビュー】ベスト盤騒動渦中の心境と当時の状況を改めて振り返る!http://www.oricon.co.jp/music/interview/page/1123/

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