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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>対処を注意したい頭痛とは?

 私たちにとって身近な病である頭痛。しかし、頭痛なんて……と高をくくり、対処法を間違えると、悪化する可能性もあるという。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、頭痛の専門医が注意しておきたい3つの頭痛の症状を紹介する。

◆頭痛の種類によって異なる“NG行為”

 気をつけるべき頭痛を教えてくれるのは、頭痛のエキスパートである埼玉国際頭痛センター(埼玉精神神経センター)センター長の坂井文彦先生。坂井先生は日本頭痛学会の理事長で、これまで1万人以上もの患者を救ってきたスペシャリストだ。そんな先生が警鐘を鳴らす“対処法を間違えると悪化する頭痛”の第3位は「群発頭痛」。群発頭痛とは、原因は分かっていないが、目の奥にある血管が拡張することで三叉神経を刺激し、強烈な痛みが1日1〜2時間、約1〜2ヶ月にわたって続く頭痛だ。群発頭痛は専門の薬でしか治らないため、市販薬など違う薬で対処すると頭痛を悪化させてしまう。このような症状を感じたら、すぐに頭痛専門外来を受診してほしい。

 続いて、第2位は「頚性(けいせい)頭痛」。こちらは、肩こりから首の神経が障害を受け、その刺激が脳に伝わって頭全体が締め付けられるような激しい痛みが長時間続く頭痛だ。患者は肩こりをほぐすために首のストレッチをしがちだが、実はこの行動は頚性頭痛にとってはNG。首の神経に余計な負担をかけ、痛みが悪化してしまうからだ。改善させるには、頭痛専門医指導の元、適切なマッサージを行うことが必要。

◆慎重な進め方が大切な頭痛治療

 そして第1位は、推定患者840万人とも言われる「片頭痛」。片頭痛も詳しい原因は分かっていないが、視床下部が興奮することで拡張した血管が三叉神経を刺激し、月に1〜2度の頭痛が起こる。この片頭痛、決められた用量・用法を守らず自己判断で薬を使用し続けてしまうと、薬が効かなくなり慢性片頭痛になる可能性があるという。慢性片頭痛は新型片頭痛とも呼ばれ、月に1〜2度程度で起こっていた片頭痛が、半月以上、慢性的に起こるようになってしまう病気。

 そのしくみはこうだ。そもそも、私たちの身体は、痛みを感じるとそれが神経を通じて脳に伝えられ、それに対し痛みを防ぐ物質が出るようになっている。本来、この痛みを防ぐ物質と鎮痛剤による“相乗効果”で痛みが抑えられるのだが、鎮痛剤を用量より多く飲み続けると、痛みが強制的に抑えられることで、本来痛みを抑える物質を出さなければいけない脳が、自分はやらなくてもいいのだと勘違い、しだいに痛みを防ぐ物質を出さなくなってしまうというのだ。

 頭痛はこの他にも約300種類近くもあり、その原因はさまざま。自己判断で薬を飲むのは危険を伴う。だからこそ、きちんと専門外来を受診しいろいろな治療を試し、本当の原因を探ることが大切なのだ。たかが頭痛とあなどらず、これを機会に自分の頭痛治療を見直してみてはいかがだろうか。

「みんなの家庭の医学」番組HP

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