3月14日に慢性呼吸不全のため死去した俳優の宇津井健さん(享年82)の「お別れの会」が1日、都内ホテルでしめやかに営まれ、俳優の三浦友和、船越英一郎、水谷豊ら約1000人が故人との別れを偲んだ。
会場には宇津井さんとドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で共演した女優の長山藍子、中田喜子、野村真美、藤田朋子ら“渡鬼ファミリー”が集結。次女・五月を演じた泉ピン子は、仕事の都合で出席できなかったが、会場では“お父さん”宇津井さん宛の手紙が読まれた。以下は泉のコメント。
◇
お父さん、本当にお別れの日が来たのですね。
ママが亡くなったとき、誰も言わずに何もなかったように収録をこなし、全てが終わってから、私達は(宇津井さんの)奥様が亡くなられたことを知りました。
そのとき、ママは自分がいなくなって困るお父さんのために、「アイロンの使い方、包丁の使い方、洗濯機の使い方、教えてくれたんだよ」って話してくれましたよね。自分でアイロンをあてたシャツを着て「僕がかけたんだよ」と自慢していましたよね。
(渡る世間は鬼ばかりの)最後のスペシャルで、「食欲がなく、痩せてきた」と言うので、ジューサーを買い、バナナと牛乳などで作ったジュースをスタジオで飲ませたら、「美味しい、美味しい」と5杯も飲んでくれ、その後「食欲がわき、太ったよ」と喜んでいましたよね。その時、娘役の五月ではなく、本当の親子のように感じたことを思い出します。
「絶対に再婚しないでね」とお父さんと会うたびに言っていましたよね。やっぱり寂しかったのかな? 男の人は弱いからね。私がよく「ジジイのところに来る、再婚相手は金目当て」だと言っていましたよね。でも、再婚相手の方は、お父さんに十分尽くし、私が危惧した財産目当ての人ではないとお聞きしました。
息子さんと家族のみなさんは、仕事に情熱をかけたお父さんの意思はしっかり受け継いでいくと思います。やすらかにお眠り下さい。
仕事の鬼のお父さん、娘はお父さんのあの時のように、収録に臨みます。でも、心の中にはいつもお父さんがいます。大好きなお父さん、宇津井健さんへ。五月、泉ピン子より。
会場には宇津井さんとドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で共演した女優の長山藍子、中田喜子、野村真美、藤田朋子ら“渡鬼ファミリー”が集結。次女・五月を演じた泉ピン子は、仕事の都合で出席できなかったが、会場では“お父さん”宇津井さん宛の手紙が読まれた。以下は泉のコメント。
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お父さん、本当にお別れの日が来たのですね。
ママが亡くなったとき、誰も言わずに何もなかったように収録をこなし、全てが終わってから、私達は(宇津井さんの)奥様が亡くなられたことを知りました。
そのとき、ママは自分がいなくなって困るお父さんのために、「アイロンの使い方、包丁の使い方、洗濯機の使い方、教えてくれたんだよ」って話してくれましたよね。自分でアイロンをあてたシャツを着て「僕がかけたんだよ」と自慢していましたよね。
(渡る世間は鬼ばかりの)最後のスペシャルで、「食欲がなく、痩せてきた」と言うので、ジューサーを買い、バナナと牛乳などで作ったジュースをスタジオで飲ませたら、「美味しい、美味しい」と5杯も飲んでくれ、その後「食欲がわき、太ったよ」と喜んでいましたよね。その時、娘役の五月ではなく、本当の親子のように感じたことを思い出します。
「絶対に再婚しないでね」とお父さんと会うたびに言っていましたよね。やっぱり寂しかったのかな? 男の人は弱いからね。私がよく「ジジイのところに来る、再婚相手は金目当て」だと言っていましたよね。でも、再婚相手の方は、お父さんに十分尽くし、私が危惧した財産目当ての人ではないとお聞きしました。
息子さんと家族のみなさんは、仕事に情熱をかけたお父さんの意思はしっかり受け継いでいくと思います。やすらかにお眠り下さい。
仕事の鬼のお父さん、娘はお父さんのあの時のように、収録に臨みます。でも、心の中にはいつもお父さんがいます。大好きなお父さん、宇津井健さんへ。五月、泉ピン子より。
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2014/05/01