落語家・桂文枝が司会を務めるABC・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい！』（毎週日曜　後0：55）の公開収録がこのほど、ベトナム・ホーチミン市内のスタジオで行われた。現地では昨年8月から同番組のベトナム版が放送されており、両国司会者の初対面が実現。文枝はベトナム版の男性司会者クォック・トアンに本家本物の“いらっしゃいポーズ”と“椅子コケ”をレクチャーし、「案外コケるのうまいなあ！」と感心。「本家と同じようにベトナムでも長く番組が続いて欲しい！」とエールを送った。

　スタジオに新婚カップルを招き、知り合ったきっかけ、恋愛中のエピソード、結婚式、新婚旅行、新婚生活の模様を聞き出す視聴者参加のトーク番組。1971年の放送開始から44年目を迎える人気番組で、海外での公開収録は2012年韓国・ソウル、2013年フランス・パリに続き3年連続となる。

　ベトナム収録には、現地在住の新婚カップル4組（日本人同士の夫婦1組＆日本人とベトナム人夫婦3組）が出場。終始、和やかなムードの中、文枝、山瀬まみとのトークが展開された。

　公開収録を見守ったトアンは、「文枝さんは本当に素晴らしかった。豊かな経験を生かして、より楽しくて面白く自然に演出されており、トークのスピードもしっかりコントロールされ、さすが“主役”だと実感しました。 ベトナム版も長く愛される番組になるよう努めます」。女性司会者のホン・ヴァンも「言葉が全く分からなくても、ご夫婦の表情や反応を見るだけで、何となく理解が出来て面白かったです。観覧者を尊重している丁寧な姿勢にも感心しました」と刺激を受けていた。

　ベトナム収録分は5月11日、18日に放送される。