ロックバンド・BUMP OF CHICKENが5日、千葉・幕張メッセで全国ツアー『BUMP OF CHICKEN TOUR“WILLPOLIS 2014”』をスタートさせた。ボーカル・藤原基央の肺気胸の手術のため3月31日のライブを延期しており、手術後初のライブで完全復活を果たした。

【写真】その他の写真を見る

　関係者によると藤原は術後、順調にリハビリをこなし同日のライブには「万全の状態」で復活。ライブの幕が上がり、藤原がステージで力強くギターを右手に掲げ快調ぶりをアピールすると、会場に集結した大勢のファンから「藤くん、おかえり〜！」と大歓声で迎えた。

　この日動員した2万3000人もの声援に藤原は「大丈夫そうに見えないのは元からです」と照れ笑い。「おかげさまでステージに戻ってくることができました。いっぱいお声をいただいて、心強かったです。本当にどうもありがとう！」と感謝すると、会場はこの日、一番の歓声に包まれた。

　アクセル全開のパフォーマンスでファンを沸かせたBUMP OF CHICKEN。ベース・直井由文は「きょうこの会場にいる人達の組み合わせは一生で一度きり。いつもは他人のみんなだけど、きょうは同じ音楽を楽しむ仲間なので、みんなで最高のライブにしようぜ！」と呼びかけた。

　約2時間の復活ライブでは、ヒット曲「天体観測」や最新アルバム『RAY』（3月12日発売）より「ray」「虹を待つ人」などを熱唱。術後の不安も吹き飛ぶ圧巻のパフォーマンスで会場を盛り上げた。

　全国ツアーは幕張メッセ公演を皮切りに13都市で全20公演を開催。総勢25万人を動員する予定となっている。