昨年10月から放送されていたテレビアニメ『凪のあすから』最終回が今夜（3日）から放送される。海と地上、その両方で人が暮らす世界を舞台に、二つの場所で揺れ動く思春期の少年少女たちを鮮やかに描いた物語。全26話を演じきった声優陣からは「登場人物ひとりひとりのアニメでは描かれてない『これから』がとても気になります」といった名残惜しむ声も聞かれた。

【写真】その他の写真を見る

　主人公・先島光役の声優・花江夏樹は、作品を振り返り「『凪のあすから』は、毎週続きが気になる反面、続きを観るのが怖いという、何ともむず痒いまま1週間を待つことが多かった印象があります。たくさんの想いが込められたこの作品、皆さんの記憶の中にずっと残って欲しいなと思います」。

　向井戸まなか役の花澤香菜も思いは一緒。「振り返ると、どの話数も充実したアフレコだったなと思います。せっかくこんなに素敵な作品なので、これからも多くの人に知ってもらって、愛していっていただきたいなと思います」と話した。

　比良平ちさき役の茅野愛衣は「ちさきちゃんが最後に素直になれたことがうれしくてホッとしました」と最終回に向けて気になる発言。「ファンタジーな物語のはずなのに、感情表現がリアルで…。演じていて何度も涙してしまう作品でした。登場人物ひとりひとりのアニメでは描かれてない『これから』がとても気になります」と名残惜しんだ。

　伊佐木要役の逢坂良太は「今までに演じたことのないキャラクターだったので、最初はかなり苦労した」と振り返り、「自分自身も新たな引き出しを見つけられた気がします」と成長を実感している様子。

　木原紡役の石川界人は「さまざまな人の“想い”を感じることができる作品だったと思います。改めて見直してみることでまた新しい“想い”に触れることができるのではないかと思います。何度でも振り返り、彼らの物語を知ってもらえるとうれしいです」と、Blu-ray＆DVDをさり気なくアピールしていた。

　放送は 、TOKYO MX（毎週木曜　後10：30）、BSアニマックス（毎週木曜　後10：00、無料放送　毎週土曜　後10：00）、サンテレビ（毎週木曜　深0：30）、KBS京都（毎週木曜　深1：00）、テレビ愛知（毎週木曜　深2：05）、福井テレビ（毎週日曜　深1：35）、富山テレビ（毎週水曜　深2：15）、石川テレビ（毎週水曜　深2：20）※放送日時は変更となる場合あり。

　Blu-ray＆DVDは第5巻（第12話〜第14話収録）まで発売中。以降、順次発売。