タレントの岸田健作が在籍するヴィジュアル系バンド・RoViNと、故・桜塚やっくんが率いていた女装バンド・美女♂men Zが融合し、「RovimenZ」として活動することが29日、明らかになった。同日、都内で取材に応じた岸田は「やっくんがメンバーのために命はるって教えてくれた。（美女♂men Zの）みんなを守っていきたい」と決意を語った。

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　昨年12月に亡くなった桜塚さんと岸田はお互いを“戦友”と呼びあった仲。桜塚さんが主演を予定していた舞台の代役を岸田が務めた際に美女♂men Zのメンバーと共演を果たしていたが、桜塚さんを失ったメンバーを支えたいと思った岸田から結成を持ちかけたという。

　「やっくんを失ってみんなテンパッていた。自分が何ができるってわけじゃないけれど、みんなには音楽で輝いてほしいって思ったので」といい、「本当にみんな純粋な子ばかり」と笑顔。今後は両バンドそれぞれの活動を継続していくという。

　RovimenZのアーティスト写真は、メンバーの後ろに桜の木が大きく写っている写真を使用。「やっくんが土に還って、桜の木になって見守ってくれている」様子をイメージしたといい、「やっくんは笑顔とハッピーが好きな男だった。自分たちもハッピーな音楽をやっていきたい」と目標を語った。

　今後は7月28日にアルバム発売、初単独ツアーを予定。4月26日には、東京・赤坂BLITZで桜坂さんの追悼ライブが行われる。