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約9割の男性が「シミを取りたい!」〜“小麦色の肌”もはやマイナスイメージか

 美容への追及が、女性だけでなく男性にとっても身近なものとなり、その欲求は年々増加傾向にあるのはもはや定説。メンズエステの台頭や、男性用スキンケアの充実ぶりからも、その深層心理が読み取れるだろう。先ごろ、小林製薬が発表した『2014 年“男のシミ”実態調査』によると、シミに悩む男性の約9割が「シミを取りたい!」との悩みを抱えている調査結果が出た。

■若年層だけでなく、中高年齢層の“美容”に対する意識高まる

 矢野経済研究所によると、昨年10月に発表した国内化粧品市場規模は、2兆2,900億円(前年度比100.8%・ブランドメーカー出荷金額ベース)。スキンケアやメイクアップ、ヘアメイクなどすべてのカテゴリーで前年度実績をクリア、その中でも男性化粧品は前年度比102.8%の1,095億円と各カテゴリーの中で最大の伸び率を記録した。

 特にヘアケア製品やスキンケア製品が好調に推移しており、化粧水などの整肌料では、美白、にきびケア、アンチエイジングなどの機能性を訴求した製品の需要が高まりを見せている。人口減少や少子高齢化社会の中にあって、既存メーカー各社の競争環境がさらに激化しているのは、若年層だけでなく中高年層をも取り込む“美容”に対する意識の高まりが要因といえるだろう。

 日本のみならず、お隣・韓国を見ても男性の美容への意識は年々増加傾向にある。英調査会社・ユーロモニターによると、男性スキンケア製品の売上げは、国別売上げ額、男性1人当たりの購入額ともに韓国が世界一。日本も国別で3位、1人当たりの購入額で6位と、米国を抜く市場となっている。

■30〜50代男性の約6割が“過去に戻ってシミのケアをしたい”と後悔

 今回、小林製薬が発表した『2014 年“男のシミ”実態調査』では、過去に年間通して日焼けをしていた 30〜50代の男性309名を対象に調査を実施。同調査によると、男性の肌の三大トラブルは「乾燥(34.6%)」「シミ(33.0%)」「しわ(25.6%)」となり、約3人に1人が顔のシミに悩みをもっているようだ。

 前述のシミに悩みを持つ男性約9割となる89.2%が【出来ることならシミを消したい】と切望しているが、現在シミに対するケアを行っているか?との問いには【行っている】と応えたのは、わずか12.7%にとどまっている。その理由として「方法がわからない」「諦めている」との回答が多く、具体的な対処法がまだまだ浸透しておらず、男性諸氏の途方に暮れている様子がうかがえる。

 元来、“小麦色の肌”といえば、昭和の時代から健康的な男性の象徴とみなされていた。平成に入ると、さらにその“黒さ”に特化した「ガングロ」なるムーブメントが台頭するも、今は昔。現在では若年層を中心に、女性顔負けの“美白”を追及する傾向もある。

 このような傾向には、中高年層を中心に「軟弱者!」「男のくせに!!」などの嘆き声が聞こえてきそうだが、実際にシミで悩む男性のうち、83.3%が「過去の日焼けが現在のシミに影響している」と認識。さらに62.8%が「過去に戻ってシミをケアしたい」と“後悔”しているのが現状であり、それが昨今の男性化粧品の成長率にも如実に反映されている。

■第三者が感じる“シミ”と“シワ”、その決定的な違いとは

 鏡で自分の顔をまじまじと見て、シワの数や小さなシミを発見した際、初めて“老い”を実感するという男性も多いはず。時にシワは、“大人の色気”として機能する可能性をはらんでいるが、シミは“老い”以外に何物でもないという現実が重くのしかかる。

 例えスキンケアに興味のない男性であっても、見た目や清潔感に対する需要の高まりは、文字通り“肌”で感じることがあるはず。過剰すぎるケアは時として滑稽に映るかもしれないが、後悔しないためにも最低限のケアは、もはやスタンダードとして認識すべきであろう。



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